富裕層やエリートと呼ばれる人たちは、歯が悪くなる前に予防をしているということをご存知でしょうか。様々な調査から天然の歯は1本あたり100万円以上の価値があるといわれています。今回は、歯の資産価値や歯の予防や個人的に活用している歯のメンテナンス用品を紹介したいと思います。
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お金持ちほど歯を大切にするのは本当なのか
厚生労働行政推進調査事業費補助金「NIPPON DATA研究」として行われた調査などによると、日本の世帯年収や教育年数が多い傾向にあるほど、残存歯数(残っている歯の本数)が多いというデータが出ていることがあります。
滋賀医科大学 日本人の循環器疾患危険因子と社会的要因の関連資料
冒頭でも言った通り、歯科医師やある専門家などは、歯には1本あたり100万円以上の価値があると考えており、歯は28本あるわけですから、私たちは誰もが口の中に2,800万円の資産を持っていることになるわけです。
これを知った時、私たちは一生乗り続ける2800万円の車を持っていて、その車は乗り換えることができない乗り物のようなもので、もし、そんな乗り物があったら絶対に大切に使うはずと考えて、歯に対するメンテナンスを意識し始めました。
歯に対する予防を意識すると、急に歯が痛くなって、忙しい仕事を放り出して歯医者に駆け込むなんかより、自分の都合が合わせて予約を取ってスケジュール調整をしてメンテナンスした方が合理的だというのに気づきました。
しかも、歯のメンテナンスに大切なのは虫歯や歯周病がほとんどで、これらの場合、早い段階なら治療期間も治療費も抑えられる可能性が高いので歯のメンテナンスは非常に有効的だというのに気づかされました。
また、一概に言えないかもしれませんが、収入が低い人=ヘルスリテラシーが低いというのも感じていて、50代とかで歯が全部総入れ歯になってる人とか、入れ歯すら入れてなくて歯抜けで何を言ってるかわからない人とかになってくると歯のメンテナンスをしてこなかったのだろうと感じてしまいます。
そういう意味では、富裕層の人たちは自分自身の身体の健康が、最も大切な資本であることをよく理解していて、長期間に渡って稼げるように歯のメンテナンスを怠っていないのではないでしょうか。
歯のメンテナンスは歯周病予防から
海外などでは歯周病などに対する予防意識が強くて、ドイツやデンマークでは1年に2回ほど歯のクリーニングをしないと、虫歯や歯周病になった時に保険が適用されない場合があるらしいんです。
そうしていかないと、海外などの場合は医療費が限られているので仕方ないのかもしれませんが、結果的には国民に予防に関する意識が強く根付いたということもあると思います。
特に歯周病の原因とされている歯周病細菌は、全身の疾患と深く関係があることがわかっています。
中でもメタボリックシンドロームとの関係性が注目されていて、歯周病菌が血管に入ると血糖値をコントロールするインスリンの働きが悪くなったり、糖尿病を悪化させるといわれています。
また、糖尿病以外にもアルツハイマーへの関与も判明されています。
臨床研究によって重度の歯周病だと、認知機能が低下するという関係性が報告され、歯周病によるアルツハイマー型認知症への関与が注目を集めています。
世界初ヒト歯周病の歯茎で脳内老人斑成分が産生されていることが判明 ~歯周病によるアルツハイマー型認知症への関与解明の新展開
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/396
歯周病の予防は、自分の歯を残すだけでなく、身体の各部位で病気を引き起こす歯周病菌を減らすことにもなるためQOL(Quality of Life)「生活の質」が良くなるとされており、その為のブラッシングやデンタルフロスも重要視されていますが、3ヶ月か半年に一度は歯医者に行って歯石をクリーニングするなど歯のメンテナンスを行うことが推奨されています。
今後に期待が持てる歯科治療や歯科矯正
東北大学がエナメル質の人工形成に成功。歯科治療への応用目指し一歩前進
http://japanese.engadget.com/2016/11/10/enamel-formation/
東北大学では、歯のエナメル質を人工的に作ることに成功したことが発表されていました。
エナメル質は虫歯や、摩耗などによって欠損すると、二度と再生されることがないため、今後は、上手くいくと異物で埋める必要がなくなるということです。
まだまだ実現して実用化するには時間がかかると思われますが、今後に期待したいですね。
歯列矯正を変えた3Dプリント技術、「破壊力」に投資家も注目
https://forbesjapan.com/articles/detail/28577/1/1/1?s=ns
昔は、歯の矯正などは口いっぱいに金属のブラケットを装着して隠す方法などがなくて嫌がる子供も多かったのですが、最近は、インビザラインなどのワイヤーを使わないタイプの歯列矯正が普及しつつあります。
歯並びの悪さの程度にもよりますが、マウスピースタイプで見た目も悪くなく、最近はこっちを選ぶ人も増えてきているようです。
同社が開発したマウスピース型の透明色の矯正装置「インビザライン・システム」は、すでに8000万個以上が販売されていて、多くの投資家からも注目を集めて株価も3400%値上がりしました。
また、海外などでは売上高が過去10年間で530%増加となり、19億7000万ドル(約2120億円)に達して大きな利益をもたらしました。
まだまだ日本でのマーケットが小さいのでチャンスがあると思うので注目しておくと良いかもしれません。
個人的におすすめのデンタルケア製品
Panasonic ドルツ・ジェットウォッシャー EW1250P
これは、実際に使っていますが、食べカスなどがかなり取れます。
歯磨きの前にする派と、歯磨き後にする派で分かれますが、私は歯磨き後に使っています。
歯ブラシで磨き終わった後に使いましたが、それでも奥の歯に残っていた食べカスが綺麗に取れたりしました。
水の強さは、1段階から5段階まで設定が可能で、1でも結構勢いよく水が出て食べカスがとれるので面白いです。
一番強い「5」とかだと少し強すぎると感じる人もいるかもしれませんし、私の場合は、5でやった時は歯茎から少し出血しました。
この「ジェットウォッシャー」を使った感想としては『使ったあとが気持ちいい』よく、歯間にモノが挟まるって困っている人や、口臭予防にもなるので気になる人にはおすすめです。
パーフェクトペリオ
健康のために良い口内環境を整えておくことは、歯周病の予防にもつながることで非常に大切です。
日々のセルフケアでお試しとして使ってみても良いのがパーフェクトペリオです。
私は、リステリンも使っていますが、それらに近いモノだと考えてもらえばいいのです。
しかし、リステリンとパーフェクトペリオは成分が違います。
リステリンもパーフェクトペリオも虫歯菌や、歯周病菌を殺菌する効果があるのですが、パーフェクトペリオには次亜塩素酸が含まれているのが特徴です。
次亜塩素酸は白血球と同じ殺菌成分をもっていて、ほぼ完全に細菌を死滅させることから医療分野でも殺菌作用が強い薬液として使用されていて、パーフフェクトペリオを使えば、虫歯菌や歯周病菌を破壊することができるようです。
個人的には、ジェットウッシャーを使った後に、口に含んで10秒ほど口の中をゆすぐだけで、口内の表面的な部分にある細菌などはいなくなっていきます。
使い心地は、リステリンとかだとミント感が強いですが、味は塩っけがある感じであと味なんかは、リステリンの方が好きっていう人もいると思います。
我慢ができないほどではないので、風邪の細菌にも効果的で、入れ歯洗浄などにも使えるらしいので、気になる方は使ってみても良いかもしれません。
G ・U ・M PLAY (ガム プレイ) スマホ連動歯ブラシ
以外にありそうでなかった歯磨きアプリとして紹介するのが『G・U・M PLAY』です。
本体に加速度センサーが内蔵されていて、歯ブラシの動きに連動してスマホアプリのゲームが楽しめるのですが、歯ブラシをコントローラーにしたところがなかなか面白いところです。
ゲームの内容は3つになります。
- 口内の菌を退治する『MOUTH MONSTER』
- 歯ブラシを楽器にして演奏する『MOUTH BAND』
- 歯磨きをしている3分間中にニュースを読んでくれる『MOUTH NEWS』
これらの3つでiOS、Android、の両方のOSに対応しています。
アプリ内には「MOUTH CHECK」という機能があって、歯科衛生士が推奨するブラッシングの動きにどれだけ近いかを採点してくれたりするので、正しい歯磨きのやり方を意識的に行うことができます。
もちろん、歯ブラシが口内のどの部分を動いたのか、どのくらいの時間動いていたかのデータもアプリ内に記録してくれて、グラフ表示もしてくれたりもします。
私もそうですが、歯みがきをしていてもしっかりと磨けていなかったり、特定の部分だけ偏って磨いていたりすることもあるので、それを気づかせてくれるのは便利だと思います。
そういう意味では、このアプリの良いところは、日々の面倒な日常生活の行動を楽しく演出してくれたり、ゲームがあると子どもに歯みがきの習慣化させることもできたりするので便利です。
まとめ
最近の厚労省の調べでは、80歳で自分の歯が20本以上という人が、50%以上いるという結果なども出ていて、高齢者に歯と健康への意識が高まっていることが伺えます。
歯「80歳で20本」初の5割超 厚労省「口腔ケア意識が高まった」
https://www.sankei.com/life/news/170602/lif1706020066-n1.html
「人は見た目が9割」という言葉もあるように、日々たくさんの人と会うビジネスシーンでは、第一印象に影響を与える「歯」はかなり重要です。
最近の研究では、「第一印象は0.2秒で決まる」といわれていて、様々なビジネスシーンで挨拶を交わすにしても、歯がきれいだと自信を持って笑顔を見せることができるでしょうし、自己管理能力の高さをうかがわせます。
そんな健康的で自信あふれる笑顔は、ビジネスの現場で頼もしく見え、さらなるチャンスを引き寄せることになるでしょう。
そういう意味では、多くの成功者やお金持ちの人ほど、歯を大切にする人が多いのも理解ができると思います。
いつまでも健康な歯で美味しい食事が取れるようにしていきたいものですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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