なぜ、当たらない宝くじを買ってしまうのか?【博打の真実を教えます】

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2019年も年末を迎えて、毎年、多くの人が年末ジャンボ宝くじにを買うのが恒例的にもなっていますが、そもそも何故、人は当る可能性が極めて低い宝くじを買ってしまうのか?その辺りを少し深掘りしていきましょう。

そもそも宝くじの確率は?

2019年の宝くじは「1等前後賞合わせて10億円」などと大々的に宣伝されていますが、実際に1等賞が当たる確率は1000万分の1になります。この確率って雷に撃たれる確率と同じようです。

つまり、合理的に考えたら、ほとんどの人に1等賞は当たらないのです。普通に考えたら、毎年2回も宝くじを買うよりも、その分のお金を貯金する方が明らかに賢明だと思うのですが、「1等賞金7億円」とか言われて、師走のこの時期になると「年末ジャンボ宝くじ」の売り場に列を作るのはいったい何故なのか。

どう考えても、合理的な大人なら、当たる可能性が極めて低い宝くじなんて絶対に買わないです。そう、実は、宝くじの購入者の心理には、ヒューリスティックス(無意識に合理的な判断を鈍らせている原因)が働いているのです。

何が、合理的な判断を鈍らせているのかと言うと、ある物事を判断する際に、一部の現象や様子だけを見て、それが全体を「代表」しているものとして、判断材料に適用するという考え方です

つまり、ごく少数の現象を見て、全体を判断してしまうということです。



何故、買っちゃうの?

宝くじでいえば、「駅前の宝くじ売り場から1等の2億円が出た」という張り紙や噂を聞きつけると、全国に何千とある売店の1つなのに、「この店で買うと、自分もひょっとしたら当たるかも・・・」と思い買ってしまいます。

実際に1等が当たる確率は、先ほども言った通り「雷に撃たれる確率」となんら変わらない1000万分の1にもかかわらず・・・

実際の確率(客観的確率)は限りなくゼロに近いのにもかかわらず、「もしかしたら自分にも当たるのではないか」と過大評価してしまう勘違い思考(主観的確率が高い)をしてしまっているのです。

飛行機事故が発生する確率って、1年間で200万フライトに1回くらいの割合といわれています。つまり、単純に確率は200万分の1になるのですが、飛行機事故が起きるとメディアでも大きく扱われて、人の記憶に強く残るため主観的確率が高くなります。

しかし、実は日本人が車の死亡事故に遭う確率で言うと約1.4万人に1人程度なので、圧倒的に自動車事故の方が飛行機事故よりも起こる可能性は高いはずなのに、強い主観的なイメージに判断が引きずられてしまうのです。

これと同様に宝くじでも、「2億円が当たる」などとテレビやCMや雑誌の広告などで、大きく宣伝されたり、実際に当選した人が、テレビとかのメディアで紹介されることで、人々の間で宝くじは、実際の確率よりも当たるというイメージが強くなる傾向があります。

そういう意味で人間というのは、ある物事を判断する際、一部の断片的な要素だけを見て、それが全体を「代表」しているものとして、都合よく判断材料に使おうとする習性があるということです。

人間は物事を判断する際に、それまでに遭遇したことのないような複雑な問題に直面したとき、過去に遭遇した事例と近い考えやすい問題に置き換えて、答えを探そうとする都合の良く考える生き物なのです。

だからこそ、数字でしっかりと合理性を追求する判断基準が必要なのです。



期待値を見よう

私は、初めて起業する時の事業資金をパチンコとパチスロで稼ぎました。私の中で当時のパチンコはギャンブルなく、稼げるゲームだったのです。今では、もうパチンコやパチスロをするよりもビジネスをしている方が、稼げるようになると一切やらなくなったんですが、当時は割が良かったのも事実です。

その理由は、宝くじをはじめとするギャンブルは、全て「期待値」というものがあります。期待値というのは、賭け金に対して戻ってくる確率上の見込みの金額のことで還元率とも言います。

この還元率が高ければ高いほど、勝てる割合が高いギャンブルということになります。今回の宝くじの場合、日本では還元率は47%とされています。つまり、1枚300円の宝くじを買った時点での期待値は140円です。

簡単に言うと、宝くじを1枚買った時点で、160円は胴元の取り分として取られて、残りの140円を購入者で分け合うゲームです。

ギャンブルで勝てるか勝てないかの全ては、期待値にありますので、この期待値の考え方を分からない人は、ギャンブルは止めておいた方がいいのはたしかです。

この辺りを少し、掘り下げて解説すると保険屋さんとかも使っている法則なのですが「大数の法則」という概念があるのですが、ギャンブルで勝ちたいと思っている人は、この大数の法則こそがギャンブルの全てと言うか、根幹を占めていると思った方がいいです。

大数の法則と言うのは、ギャンブルの文脈で言うと、1回1回のゲームの収支の平均値になります。10回ゲームを行ったら10回分のゲームの平均値、100回行ったら100回分の収支の平均値というものが、ゲームの回数を重ねるにしたがって「期待値」と呼ばれる値に近づいていくという考え方が大数の法則になります。

分かりやすくコインゲームを例に言うと、

表が出る確率が45%で裏が出る確率が55%というコインがあったとして、表が出ると1円ゲット出来るとします。裏が出ると1円没収されて損をするというゲームの賭けがあったとしましょう。

さて、このゲームの期待値はいくつになるのか・・・

この期待値の考え方として、以下のようになります。

「得ることが出来る金額×その金額を得る事が出来る確率の和」で定義されることになります。

先ほどの、コインゲームを参照にいうと、45%で1円がゲット出来て55%の確率で1円損することになるので以下のようになります。

補足 補足 説明 だよ 0.45×10.55×-1→0.1が期待値になります。

ということは、期待値が-0.1になるので、もし、仮にずっと長期間に渡ってこの賭け(ゲーム)をやっていくと-0.1に近くなっていくということになります。

ゲームを開始して、3回とか5回程度の実践だと-0.1とは大きく離れるケースも出てきます。例えば連続で3回5回と表が出て5円儲かるケースもありえます。しかし、100回、1000回と多くのゲームをこなすことで期待値である-0.1に近くなっていくわけです。

この期待値がマイナスであるものは、何を言っても、最終的にはお金は減っていく傾向にあります。私が、過去に行っていたパチンコ・パチスロにおいては、この期待値が常にプラスで取れる台だけを打つことを前提にしていたので長期スパンで見たらお金が増えていくというわけです。

これは、宝くじでも同じで、仮に多くの枚数を購入しないにしても、ギャンブルの勝算の全ては期待値なので、この基準で考えて良いと思います。



まとめ

今回は、何故、人は宝くじを購入するのかという点を行動経済学的の視点で考察し、ギャンブルの確率と統計学的な視点から期待値に関する内容をまとめてみました。

宝くじは、夢を買うという人もいますが、私は、夢を買うなら勝算のある投資や自己投資をして、自己実現に向けた現実味のある「夢」に向けてお金使う方が良いと考える方なので「夢は寝てみろ」「人の夢は儚い」をモットーに勝算のないギャンブルはやらないことをお勧めします。

そうは言っても、なくならないのがギャンブルです。

そういう時は、負けることを自覚して、愚かなことを楽しんでいる感覚を持つのが大事です。愚行権ってやつですか・・・愚かなことをしている自分を楽しむくらいの思考でやらないとギャンブル依存症とかになりますからね。

今回は、ギャンブルの期待値についての話をしましたが、投資やビジネスも考え方は基本的に同じだと考えています。商売でもお客さんがいない飲食店は期待値が低いことを意味しています。たまたま忙しい日なんかはたまにあるかもしれませんが、基本的には営業を続ければ続ける程、収益はマイナスになっていくということです。

この収益がどうやればプラスに転じていくのかの期待値を操作することが出来るからビジネスは成功させることが出来るわけですが、ギャンブルはこの期待値を変えることはできません。常にビジネスでも効率よく収益展開が図れるようにしていく方法なんかは、また後日、記事にしてみたいと思います。

また、機会があればギャンブルとお金についても書いてみようと思います。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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