フリーランスの4割が取引先1社の現実【取引先を増やす方法を教えます】

フリーランスの4割が取引先が1社という実態があります。フリーランスにとっての理想とリスクについての話と、実際に取引先を増やすための行動としての方法を私の経験談を踏まえて解説したいと思います。

フリーランス4割は取引先が1社の実情

フリーランス進まぬ保護、「ほぼ専属」4割議論詰まらず、多様な働き方へ足かせ。

企業などの組織に属さない働き方が広がるなか、特定の1社からの受注が仕事の大半を占める「名ばかりフリーランス」の保護を巡る議論が遅れている。国内のフリーランスのうち4割がこうした働き方をしているが、対象の定義などの議論が2年以上続く。

2020/01/28  日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO54898250X20C20A1EE8000/

このニュースのポイント
  • 仕事の大半を特定企業に依存する「名ばかりフリーランス」の状態
  • 社員とは違って最低賃金や労働時間が保証されない働き方が強いられる
  • 国はフリーランスを守るために報酬や健康を守る基準作りをしている
  • 海外でもフリーランスの保護規制を始めているが手探りの状況

フリーランスのメリットは色々な取引先を作って、収入源を分散させて多くの収入を得ることが望ましいのですが、この記事では「4割のフリーランス」が、その収入源の分散を活かしきれずに、専属で仕事を請け負って収入を得ている状況だということです。

これだと、単純に会社員の方が良いのではないかと思ってしまうくらいに、個人事業主としては、非常にリスクが高いということになります。

フリーランスや個人でお金を稼ぐ上で「収入のポートフォリオ」は、とても重要です。

投資でもリスクとリターンの組み合わせとも言いますが、株式、債券、不動産、保険など様々な金融商品を組み合わせて持つことでリスクヘッジをする考え方です。

取引先が1社しかないと、その1社から仕事を請けないとやっていけない状況になって、無理な要求でも請け負ってしまい、時間に見合った報酬を得られないことも多々増えて来ます。

そんな状況の中、国がフリーランスの人でも制度を設けようとして、フリーランスを守るための基準作りをしているのですが、個人的には、この制度に頼っていてはダメだと思います。

取引先が1社しかない状況であるなら、最低でも3社位にまで取引先を増やすか、別の収入源を作ることが大切になります。




 

「夜のビジネス」を起点にサードプレイスを探す

とは言うものの、新しい取引先を探そうと思っても、ネットに転がっているわけではなく、あてもなく街を歩いていても見つかるわけがありません。

結局、自分で営業をして仕事を取ってくるしかないんですよね・・・

先日、日本経済新聞に以下のような記事が出ていました。

「夜の店」がビジネスの起点 サードプレイス経済

家でも会社でもない「第三の場所(サードプレイス)」がビジネスや地域振興の起点になっている。飲食店や駅、図書館という昔から当たり前にあった場所が異なる経験や能力を持つ人を結びつけたり、働き方改革で重要な役割を担うようになったりしている。

2020/02/05 日経速報ニュース
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55307190V00C20A2EE8000/

この記事のポイント
  • 全国10万軒のスナックをサードプレイスとして関心を寄せる若者が多い
  • 夜の店から、フリーランスの人材を紹介するといったマッチングに発展している
  • 自由時間を過ごす場としての「サードプレイス」を持つ事の意味は大きい

サードプレイスと言うのは、自宅と職場でもない「第三の場所(サードプレイス)」として、起業家や投資家、フリーランスのIT技術者らが集まって、システムを協力して開発するといった協業が次々と成立しているとのこと。

全国には約10万軒のスナックがあって、今、サードプレイスとして若者を中心にスナックに関心を寄せる若者が多いという記事です。。

夜の店から、フリーランスの人材を紹介するといったマッチングに発展して新たな仕事に繋がるケースが多いとのこと。

自由時間を過ごす場としての「サードプレイス」を持つ事の意味は大きく、今、様々な人がサードプレイスを探しているようです。

それこそ、私自身も学生の時などは、家と学校とは違う溜まり場(サードプレイス)的な場所って自然にありましたからね。

私が学生の時は、違う学校の人間も一つの家に集まっては、ゲームや談笑したりしたものです。恐らく、皆さんも同じだと思います。

要は、大人になるとこういう溜まり場のような場所がなくて、新しい出会いを通じて「知的労働者が結びつく場」を求めている人が多いということなんでしょう。

この記事では、スナックとサウナがお勧めと書いてありました。

昼は仕事に集中して、夜は、心身をリフレッシュする「オン」と「オフ」の区別が重要視されて来て、くつろげる場所としてスナックやサウナというのが広がっているということです。

個人の経験としては・・・

私が営業職をしていた時は、少し値段が張りましたが「会員制のスナック」に暫く通っていました。

その理由は、会社の社長さんと知り合う可能性が高かったからです。

当然、大人の社交場でいきなり仕事の話をすることなんてしません。

私は、当時、若かったので話をするのはいつも社長さんの「息子さんや娘さんの話を聞く」ことに徹していました。

これは、社長さんたちの息子さんが丁度、自分の年齢と同じ位だったので、自分の息子と重ねて話が出来るように意識してコミュニケーションを取っていたものです。

このやり方で、何回か話を重ねて行くと、私の仕事に興味を持ってくれて「君のところで仕事を頼むわ」と言ってもらえたことは非常に多かったですね。

もしも、今、フリーサンスとかで取引先は1社しか無くて、増やしたいけど困っているという場合は、自分に合う「サードプレイス」を探すところから始めてみても良いかもしれませんね。

きっと、貴方に合う家と職場とは違う「第三の場所」があり、そこから新たな出会いと、仕事の科学変化が起きると思いますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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Koga Kenマーケティングプランナー
商品開発・動画制作・企画営業などマーケティング全般の仕事に携わってきました。現在は、企業のHP制作・動画制作・商品開発などのマーケティング業務を請け負いながら、海外輸入のECサイトの運営や「ひとりで稼ぐ力」をテーマに投資、副業などの資産形成に関する活動を展開。