14年間に渡って、ロング&ベストセラーのビジネス書「ユダヤ人大富豪の教え」は、若き日本人である主人公が大富豪であるゲラー氏から幸せに成功するための秘訣を教わる物語です100万円部を突破した本です。
この本は、成功してお金持ちになりたいという野心の強いビジネスパーソンに向けて、成功するための方法や思考を伝授します。
著者の本田健氏は、著作シリーズ700万円部の自己啓発作家です。
経営コンサルタント投資家を経て、29歳の若さで育児セミリタイアを実現した人物です。
結論から言うと、この本の重要ポイントは以下の5つにまとめることができます。
- お金持ちになりたければお金の事を忘れる
- お金持ちになりたければお金の性質を知る
- お金持ちになりたければ戦略を練る
- お金持ちになりたければ実行する
- お金持ちになりたければ情熱を持つ
これから、この5つのポイントを具体例を交えながら深掘りしていこうと思います。
Contents
お金持ちになりたければお金の事を忘れる
一つ目は、お金持ちになりたければお金の事を忘れるについて、まず、お金持ちの秘訣を知る上で大前提として覚えておかなければならないことがあります。
それがお金の事を忘れるという教えです。
お金持ちを目指しているのにお金の事を忘れるって一体どういうこと思うかもしれませんが、本当の成功を目指すのであれば、お金は成功のことを忘れ、自分らしい人生を生きることに集中しなければなりません。
なぜなら、お金にこだわっていると幸せな気持ちになれないからです。
幸せな気持ちであれば、心が白紙の状態であるがままを見て感じるままに生きることができます。
お金にこだわってしまうと、お金のために何でもするようになり、他人の望む人生を歩んでしまうことになります。
やがて一時的に得たお金、心の平安、健康までも失ってしまうのです。
以上のことから成功してお金持ちになるには、お金のことを忘れることが必須だったのです。
お金持ちになりたければお金の性質を知る
2つ目はお金持ちになりたければ、お金の性質を知るについて、お金の事を忘れるのが成功への入り口でしたが、そもそもお金とはどんな性質があるのでしょうか。
本書で登場する大富豪ゲラー氏は、お金を社会の中を流れる川のようなものと例えています。
実のところどんな人でも、お金を所有することはできません。なぜならお金は川の流れのようなものであり、その流れを独占することはできないからです。
しかし川の流れの周りに小さい運河を掘って、自分の領地内に水を流すことはできます。
この流れを作ることが、お金持ちになる方法だったのです。
注意すべきことは水を溜め込まないことです。
川の流れをせき止めて水を溜め込んでしまうと、水は腐ってしまうからです。
例えば、お金を貯め込む事ばかり考えている社長がいたとします。彼の思考はお金を貯めこむことなので買うことを拒みます。
儲かっているのに社員に還元しない、会社の設備や備品を買い換えない、サービス向上のための資金を使わない、という会社にあなたは努めたいと思いますか。
腐った水がどんな影響を及ぼす結果は目に見えています。
このことから、川の流れつまり自分のビジネスを作り、お金を絶えず世の中に流していくことでお金持ちになれるのです。
お金持ちになりたければ戦略を練る
三つ目は、お金持ちになりたければ戦略を練るについて、自分のビジネスを作ることがお金持ちになる秘訣でした。
しかし、やみくもにビジネスを起こしたところで成功はできないでしょう。
そこには戦略が必要不可欠です。
ゲラー氏は、ビジネスを持つ上での戦略として次の5つを掲げます。
1、得意なことを見つける
ビジネスを成功させるには自分の得意分野で勝負する必要があります。
自分の得意なことをビジネスにできればさらに加速します。
2、そのビジネスで成功に必要なことは全て学ぶ
自分の得意分野が見つかったら、その分野で活躍している人を探しそれをお手本とします。
成功例から学ぶことで最短でゴールをめざせるのです。
3、小さくスタート短期間で大きくしない
すぐに会社を辞めて独立したり、いきなり大きなお店を持ってたりと、大きなリスクを犯さないことです。
小さなスタートであれば失敗しても挽回できます。
4、儲かるシステムを作る
仕事とお金の自然な流れを作ることで、モノやサービスでお客様を喜ばせ利益を生み出し、次のお客様が来る流れを作ります。
5、自分がいなくても回るシステムを作る
誰でも管理できるシステムを作ることです。自分がいなくても回るシステムを作れれば自由な時間が増えるからです。
これら5つの原則に則った戦略を打ち立てることで成功へ近づけます。
お金持ちになりたければ実行する
四つ目はお金持ちになりたければ実行するについて、戦略が出来たら、あとは実行するだけです。実行といえば目標達成ですが、この目標達成が思いのほか難しいのです。
誰でも1度や2度、目標達成できず挫折した経験があるのではないでしょうか。これを解決するには目標達成で失敗してしまう原因を探ってみることが賢明です。
ゲラー氏は目標達成に失敗する原因として、次の四つを上げています。
- すべきことを目標にしている
- 目標を達成するモチベーションがない
- 具体的なステップがない
- 期限がない
とりわけ重要なのが「すべきことを目標にしている」と「期限がない」です。
目標設定の際、ついやってしまうのがすべきことを目標にしてしまうことです。
しかし人間は、すべきことができるほど意思が強くありません。まずはできることを目標にすることで、目標を達成できるようになります。
目標達成において重要なのが、いつまでにやるのかという点です。なぜなら何時までが決まっていないと、人はなかなかスタートできないからです。
具体的な期限を決めることで、行動に移すことができるのです。
以上を踏まえ目標達成に失敗する原因を排除することで、戦略を実行していくことができるのです。
お金持ちになりたければ情熱を持つ
最後の5つ目は、お金持ちになりたければ情熱を持つことについてです。お金持ちになるための原動力情熱です。
成功に向けた書物には「情熱」が成功に必要不可欠なものとして必ず登場します。
実はこの情熱を支えるものが「決断力」です。
ゲラー氏は、決断力を身につける教えとして次の二つをあげます。
「人生の価値観」と「優先順位」をハッキリしておく。
決断力を発揮するには、基準を決めておく必要があります。基準とは人生の価値観や優先順位のことです。
これらがあらかじめ決まっていれば、すぐに決断することが出来るのです。
「決断」に失敗はないことを知る
決断力を発揮するには、ぶれないことが重要です。多くの人が決断できないのは失敗を恐れているからです。
失敗しても大丈夫とぶれない気持ちを持つことで、決断することができるのです。
ユダヤ人大富豪の教えのまとめ
- 成功したければ好きなことに集中
- お金の流れを知る
- システムを構築
- 達成できる目標を立てる
- 情熱を獲得する決断力を持つ
今回は、ユダヤ人大富豪の教えの本について、重要なポイントを解説してきました。これを機会に手に取って読んでみるのも良いかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。