過疎地で進む様々な改革のまとめ紹介

これまでは、過疎地の不動産におけるビジネスをご紹介してきましたが、不動産以外でも、現在、過疎地では様々なITを活用した改革が進められています。
私が日々、ニュース記事などを読んで掴んでいる情報からキュレーションした内容をご紹介してみます。
自家用車で観光客有料送迎可能に タクシー相乗りも解禁
https://www.sanyonews.jp/article/877813
安倍晋三首相は7日の未来投資会議で、自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア」の活用拡大へ道路運送法を改正する方針を表明した。公共交通の「空白地」という導入の前提条件を明確化。運行管理をタクシー事業者に委託しやすくするほか、地元住民に限らず観光客の送迎も認め、ドライバー不足などに悩む地域の足を確保する。実証実験が行われてきた「タクシー相乗り」も解禁する。出展:山陽新聞
これは、白タク営業と呼ばれるものが過疎地で解禁されるという内容です。
特に過疎地では、ドライバーが不足したり高齢化が進んでいて社会問題と化しています。
大阪とかでも、配車アプリなどを使って白タクを利用している中国人観光客などを関空などで見かけたりするわけだが、今後、ウーバーとかの動きもあって合法化されるのも時間の問題かもしれません。
もし、これらの動きがもっと活発になりライドシェア(相乗り)や白タク合法が行われると、田舎でのビジネスチャンスが生まれてくるでしょう。
ドローン、「目視外」で初の荷物輸送 福島 郵便局間9キロを16分
https://www.sankei.com/life/news/181107/lif1811070016-n1.html
日本郵便は、小型無人機「ドローン」を使った荷物輸送を福島県内の郵便局間で行った。南相馬市の小高郵便局屋上から浪江町の浪江郵便局の屋上まで、郵便局で使うチラシや書類など約2キロの荷物を運んだ。出展:産経ニュース
田舎でのドローンの実用化というのもビジネスチャンスがありそうです。今後、規制緩和がされて、過疎地での物資輸送に力を発揮できれば、大きなビジネスチャンスがあると思います。
特に過疎化が進んだ田舎では、人口減少でコスト以上に人員を確保することが難しくなっているため、意外と早いスピードでドローン輸送の事業は立ち上がっていくのかもしれません。
自動運転へ法改正案を閣議決定 20年に高速道路で実施目指してスマホ使用もOK
https://mainichi.jp/articles/20190308/k00/00m/040/053000c
自動運転の実用化に向け、政府は8日、道路運送車両法と道路交通法の改正案を閣議決定した。今国会に提出する。政府は2020年をめどに高速道路での条件付き自動運転(レベル3)の実用化を目指しており、車両や運転の安全基準について、法整備を進める。出展:毎日新聞
レベル4以上の自動運転を政府としてどんどん推進していこうという意思の表れなのでしょう。
通常、自動運転と呼べるのはレベル3以上からで、レベル4とかになると自動運転のシステムが高速道路や特定の場所の交通状況を把握して、全ての運転を基本的に操作してくれます。
もしもの時の緊急時の対応なども自動運転が対応もしてくれるようなので、車の走行中にスマホを操作していてもOKになるようです。
今後、トラックの運転手やバスやタクシーの運転手なども基本的には自動運転に切り替わっていくのは時間の問題でしょう。
ヤマト運輸が過疎地のバス路線を救う「客貨混載」の試み
https://diamond.jp/articles/-/89212出展:ダイヤモンドオンライン
過疎化が進むと赤字の鉄道ローカル線やバスなどの本数もどんどん減っていきます。
本数が減るとさらに利便性が悪くなって、さらに使われなくなっていくという悪循環のスパイラルに突入します。
こうなるとタクシーなども成立しないため、高齢者の人たちの移動手段がどんどんと無くなっていく形になります。
それらの問題を解消するために、バスと配送を一緒に届ける客貨混載をすることで、多少なりとも運賃が得られるため、ある程度のバスの本数だけで経営が維持することができます。
そして、本数そのものが増えていけば、利便性も上がったりして負のスパイラルを脱却できると思うので、上手くビジネス化できることが期待されています。
個人で出来る過疎化ビジネスの考察

これまで、過疎化の不動産とその他の企業などで行われている過疎化ビジネスを紹介しましたが、最後にまとめて的に一人ビジネスでも出来る過疎化のビジネスアイデアはないかを考えてみようと思います。
個人的には、過疎化で一人ビジネスを考える上で、重要なのが、インフラとかはどうしても大手企業には勝てないので、過疎化ならではのサービスを考えるべきかと考えます。
もっと具体的に言えば、私も、滋賀の田舎で20年以上過ごしていましたが、結局、田舎に必要なのは「溜まり場」とされる場所だと考えます。
今や、田舎でもコンビニやドラッグストアはあって、これらのおかげで全国どこでも同じサービスを受けることが可能になりました。
さらに、スマホを利用すればYouTubeやNetflixなども活用することが出来ます。
ソシャゲなども利用できてエンタメなども、ほぼほぼ、都会と同じようなことができる状況だと思います。
今や、ズームなので飲み会なども行える状況で、友達とのコミュニケーションも容易に取ることが可能です。
しかし、唯一足りていないのは、ネットではないオフラインでリアルに集まって楽しめる場所がないところなのです。
私が田舎にいたときは、それこそ、ネットなどが無かった時代なので仲間内で集まれる場所的なものを確保したり充実させたりする「溜まり場」というのが重要で、今の時代に適した施設やお店で「溜まり場」的なものがあるだけで全然違います。
これらオフラインでのたまり場的なものが、レストランなのか、カフェなのか、バーなのか、スナックなのかは、色々アイデア次第だと思いますが、ネット環境にプラスしたオフラインにおける過疎地ならではのサービスはビジネスチャンスに繋がるのではないでしょうか。
今後、さらなる考察なんかも踏まえて、面白いアイデアが出たら紹介してみたいと思います。
最後までお読みいただいきありがとうございました。
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