常にビジネスの中では、成長産業と衰退産業の2極があります。もし、同じ熱量で働くとしたら断然、成長産業の方が見返りが大きくなる可能性が多くなることは誰も気づいていると思います。AIや自動運転など様々な成長産業が取り上げられる中「観る」「造る」「操る」の3つの視点からご紹介していこうと思います。
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「遊び=仕事」くらいの感覚が大切
遊びがビジネス(仕事)になるって、普通は誰もがいい加減なことを言うなと叱られそうな感じもしますが、世の中を見て回ると結構、遊びの仕事って多いんですよね。
例えば、テレビのクイズ番組やトーク番組など、テレビ制作の多くは遊びで儲けています。もっと言えば、プロスポーツや音楽などもひと昔前なら完全に遊びです。サッカーなんて昔の平安時代からしたら蹴鞠(けまり)は貴族の遊びですからね。
テレビゲームなんか自分が若い頃には、ゲームばっかしてたらダメ人間になると言われて隠れてゲームすることもあったくらいでした。しかし、今の時代はプロゲーマーというスタイルも確立されてきて大手企業も市場規模を完全に意識している状況です。
何が言いたいのかと言うと、遊びと仕事は同義語で「遊び」と称されるものは、時代のタイミングが合えば立派な仕事になると言う事です。平安時代に蹴鞠のプロとかはいなかったでしょうけど、現代ではプロサッカー選手として楽しませる職業が成立しているのと同じです。
これからの成長産業に目を配って、未来を先取りしていければと思っています。
これから伸びる成長産業について
これから伸びる成長産業って何がある・・・これを考えるだけでも結構な数の候補が上がってきます。
- 電気自動車
- 自動運転技術
- ゲノム編集
- AI(人工知能)
- シェアリングエコノミー
- IoT
- 3Dプリンター
- AR/VR
ざっと上げただけでも多くの項目がありますが、これらの分野については、ほぼ確実と言っても良いくらいに近い将来伸びて来ると思います。
これらの分野と「遊び」をつなげると、今後、どのような仕事が具体的に増えてくるのか予想することが出来るのではないでしょうか。
【観る】AR/VRの可能性
仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の技術は、ゲームやエンターテイメントの領域で活用されることが期待されています。
既に様々な新しい価値を生み出しつつある技術で、従業員の生産性向上やトレーニング、メンタルヘルスの治療などにも用いられています。
2019年9月には、松屋フーズで新人アルバイト向け接客トレーニングをVRを使った研修がおこなわれています。
https://markezine.jp/article/detail/32085
2023年には企業支出は消費者支出の3倍に相当する1,210億米ドルに達するというデータも出ています。2014年からの2年間でARやVR関連の特許出願数は6,000件以上に上り、ベンチャー企業の資金調達額に関しても膨大に増えています。
これら、AR/VRで何が変わるのか考えて行くと・・・
- スポーツ中継が仮想リアルで見れる
- 不動産の物件内覧がVRで見れる
- テーマパーク等のアトラクションが変わる
- オンラインショップでVR試着が出来る
- 海外の映像をVRで旅行体験が出来る
アメリカのVRゲームの市場では、引退した軍人が人気ゲームの開発を手伝って、米軍は兵士募集にゲームを利用して軍人のスカウトを行ったり、軍事ミッションとしてゲーム大会に参加したりして訓練をしています。
このように海外ではVRサービスが、よりリアルな形式で変わってきています。日本でもAR/VRの活用が本格的になる前に、その可能性を模索してみても良いかもしれません。
【造る】3Dプリンターの可能性
3Dプリンターは現在、2014年に個人向けの機器が登場したことを切っ掛けに家庭でも一部普及しました。しかし、家庭向けの場合は、操作性や作成するのに時間が掛かりすぎるということと価格が高いという影響から普及率はそこまで伸びませんでした。
出典:日本経済新聞
今は、業務用の3Dプリンターの普及率が進んできていて、金属の加工もできるように毎年進化を続けています。今後、個人向け3Dプリンターも必ず普及するようにはなります。今の内に3Dプリンターで何が出来るのか…その可能性を押さえておきましょう。
- 街や風景のジオラマを精工に作れる
- 複雑な医療模型がカンタンに作れる
- お腹の中の胎児の模型を作れる
- 細胞プリンターで血管や幹細胞が作れる
- 高機能の3Dプリンターで食肉が作れる
- 大きな3Dプリンターで建物が作れる
- データ転送で服やアクセサリーが作れる
- リベレーター(拳銃)武器が作れる
- 患者に合わせて薬剤をカスタマイズで作れる
個人的に調べただけでも、これだけのことが現時点で技術的には3Dプリンターで作れるものとしてあるようです。
細胞や肉とかはどうなんでしょうかね。倫理的なことや色々な問題もありそうですが、3Dプリンターの可能性は無限にあるということは知れたのではないでしょうか。もっと詳しく知りたい方は知らべてみて下さい。
個人的には、肉や細胞や薬などの専門的なことは置いておいて、今後、個人で使う3Dプリンターは間違いなく普及するでしょう。
そうなると、スマホケース、フィギア、ミニチュア、アクセサリーなどは3Dプリンターによって色々な製品が登場しそうです。
他にもプラモデルや鉄道模型も出てくるでしょう。また、インテリアや食器などありとあらゆるものが制作できて、ビジネスチャンスが出てくると思います。
何かを造るのも良いし、使い方を押さえておくのも良いと思います。先取りで押さえておいて何かしら趣味で作っている物とかあったら3Dプリンターで作ってみると、今なら単なるアクセサリーひとつでも注目を集める良いネタになりますからね。
今の内に、3Dプリンターに触れておくのはおすすめかもしれません。
【操る】遠隔操作の可能性
2019年の11月1日から中国では、次世代通信規格「5G」の商用サービスが始められると発表されていました。中国政府は、5Gで消費者や産業向けに新しいサービスをつくり出してい行くことを狙っているようです。
この5Gですが、先ほどのVR/ARの技術にも活用されますが、個人的にはあらゆる遠隔操作の技術に活用されることで技術革新が進むと考えています。
- スマートドローンの活用
- 医療現場で遠隔治療が可能
- 自動車の遠隔運転が可能
- 危険地帯のロボット遠隔操作
考えればもっと可能性広がると思いますが、5Gで行える遠隔操作技術は今後、大きなイノベーションを生むと思います。それこそ、日本の場合は5Gが進むに連れて自動車の自動運転の前に「遠隔自動運転」が行われると考えています。
昨今の高齢者の自動車事故の多発により、免許証の返納が増えてきました。しかし、田舎の方ではどうしても車や移動手段が必要だけど、バスとかだと本数が少なくて不便という話は良く聞きます。
タクシーとかも田舎では商売にならないからと言うことで、田舎でタクシー運転手をやりたがる人は少ないです。
しかし、今後、5Gで遠隔自動運転が可能になれば、ゲームセンターのように画面を操作して自動車を運転することが出来れば、都会に住みながら田舎のタクシー運転手を遠隔操作で行うということも可能です。
このように、遠隔操作によるビジネスは拡大すると考えています。個人がこの辺りで稼ぐとなると、今ならドローンがおすすめだと思います。私の知人でドローンを教えるインストラクターをしている人もいます。
ドローンを使って空撮動画を作るや、ドローンの使い方を教えるのもアリでしょうし、ドローンを使った配達なんかも出てくる可能性はあると思います。
遠隔操作のビジネスで先取りをするなら、ドローンなんかが良いのではないでしょうか。
まとめ
今回は「観る」「造る」「操る」というテーマを絞って、これから伸びる産業について書いてみました。この中で、少しでも先取り出来るものがあれば個人的にも挑戦してみたいと思います。
いずれにせよ、先取り(パイオニア)になるのは、ビジネスにおいて非常に重要だと思います。今、上げた分野(ドローンや3Dプリンター)など、既に先駆者の方達が多くいると思います。
もう、今からやっても遅いと考える必要はありません。冒頭でも申し上げた通りビジネスは時代の流れとタイミングが重要だと思います。
早すぎてもダメだし、遅すぎてもダメ・・・
絶妙なタイミングでビジネスを展開出来た人こそが、その分野での第一人者となるのだと思います。そういう意味では、今回上げた分野はどれも5Gで劇的に変化する分野でもありますので、来年以降を見据えて個人ビジネスで何をしようか迷っている方がいたら、挑戦してみても良いのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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