Valextraは、1937年にイタリアで誕生した、ミラノを拠点とする高級革製品のブランドです。イタリア版のエルメスと称されるヴァレクストラの、名前は、スーツケースを意味するイタリア語の「valigia(ヴァリジェリア)スーツケース」と「extra(エクストラ)極上」という言葉を合わせた造語からきています。
ジョバンニ・フォンタナという人がミラノに1号店をオープンして以来、伝統は受け継がれ、今では日本に正規店を6店舗を構えるラグジュアリーブランドとしての地位を確立しています。
本国イタリアでは、人気が高くて、素材も最高級のレザーを使用している有名な老舗革製品のメーカーです。
公式HP↓
https://www.valextra.jp/
- シンプルなデザインでほとんど装飾されていない
- 特徴的な黒々としたシボ革を使った高級革製品
- シンプルなデザインでほとんど装飾されていない
シンプルなデザインでほとんど装飾されていない
ヨーロッパ発の革製品のハイブランドメーカーは、その多くが、独特の個性があって、一目でブランド物だとわかるものが多いですが、ヴァレクストラに関しては、ブランド製品に知識を豊富に持っている人であっても、ヴァレクストラの製品かどうかが一目ではわかりません。
人によっては、一目でブランド物とわかることに意味があるという人もいますが、このシンプル過ぎる程にデザインされたヴァレクストラの製品は、シンプルこそが魅力とも言えます。
有名なニューヨークタイムズ紙では、ヴァレクストラの製品を「エレガントで控えめ」と表現していました。
この辺りが、ヴァレクストラが「イタリアのエルメス」と呼ばれれるようになった由縁でもあると思います。
主なヴァレクストラ製品の特徴としては、ブランドロゴが内側に小さく入っているだけのシンプルなデザインで、特徴的な黒々とした色味で控えめだけど、豪華さを主張しています。
そんな隠れた名門である「ヴァレクストラ」のお財布を簡単にご紹介したいと思います。
実際に私が使用している財布で、使用期間は2年くらいですが、特に大きな汚れや破損もないのでかなり丈夫な財布だというのは実感しています。
私の場合は、イギリスに行った時に買ったので10万くらいで購入しましたが、日本で購入するともう少し価格が上がるかもしれません。
しかし、それでも一般的なハイブランドと比較しても、そこまで変わらなと思います。
使用している感覚としては、カードを12枚を入れたとしても1.5cmくらいで、縦は18cmくらいです。
個人的にはカードを入れる場所が12箇所あることは嬉しいところです。
収納したカード全部が一目瞭然なので、探す時間もなくなりストレスフリーで嬉しいポイントです。
ヴァレクストラのさりげないこだわりとして「ヴァレクストラのV」の形にVカットに作られていてる部分が、カードの取りやすさもとシャープさが演出されているところが良いと思います。
収納に関しても紙幣を入れるスペースは4カ所あって、お札の種類で分けたり、レシートを入れたりと使い分けることが出来ます。
個人的に使っていて良いのは、すぐに財布開きたいと思っている時に、ワンアクションだけのファスナーを開くだけで余計なボタンを開けるとかの動作が必要ないことが嬉しいところです。
特徴的な黒々としたシボ革を使った高級革製品
ヴァレクストラのシンプルなデザインのメリットとしては、どんな服装でも合わせやすいということもあると思います。
シボがある革財布などは、スーツやジャケットなどカッチリした服装に合うのはもちろんのこと、ジーンズやカジュアルなファッションとも相性が良いのでビジネスでも日常でも使える印象です。
また、ヴァレクストラは大人の雰囲気を作り出す魅力を備えているため、紳士的な革財布を探している男性に向いている革財布になります。
普通の革製品は、少しでも濡れた手で触ったりするとシミになったりする可能性があったり注意が必要だったのですが、ヴァレクストラで使われているシボ革は、使っていてもヘタリにくいですし、使えば使うほどシボ革が手になじんでいくため、そこまで取り扱いに神経質になる必要がありません。
ヴァレクストラの革は経年変化がほとんど起こらず、いつまでも新品のように美しさを保っているので、長く綺麗に使いたいという人には向いているように感じます。
このように派手な装飾やロゴはありませんが、最上級の革と最高の技術によって作り出されているのが、ヴァレクストラになります。
もはや、目立つロゴがないことが最大のロゴで「無印」的な感じが最大のブランドなのかもしれません。
財布もそうですが、名刺入れも機能美を追求していてとても使いやすいです。
名刺入れに関しては、海外用のサイズで設計されていることもあり、名刺を入れるメインの箇所に関しては、横幅にかなり余裕があって非常に入れやすいです。
底までマチが取られているので、かなり多くの名刺を入れても全然平気です。
名刺入れも、長持ちする作りなので、高齢の人にでも似合う魅力を持っているため、プレゼントにも向いていると思います。
唯一のデメリットを上げるとしたら
使っていて気に入ってはいますが、唯一のデメリットを上げるとしたら、以下の2点くらいではないでしょうか。
どちらもヴァレクストラの特徴であり、特化したメリットではありますが、好き嫌いもあるので人によってはデメリットと感じる点を挙げて見ます。
- 日本では知名度が高くはない
- シボ革の手触りの好みが別れる
ヴァレクストラの製品は、まだ日本に進出してきたのが浅いということもあって、知名度は低いと言えます。
2年間使っていて、同じブランドを使っている人に出会ったことがありません。
これは、他の人とブランドが被りたくないという人にとっては、メリットになると思いますが、知名度の高いルイヴィトンなどのブランドを持って周囲に、自分がブランド品を持っていることをアピールしたいと思う人には、大きなデメリットになります。
ヴァレクストラを購入している層は、経済的に比較的に余裕があって、ファッションに対してシンプル系のものを好む傾向がある若者が中心です。
嫌味のないデザインで知る人ぞ知るブランドというのがヴァレクストラなので、周りの目を気にすることなく使うことができますが、そこがデメリットと感じる方は避けた方がいいでしょう。
また、革の独特の作りから、手触りとかが好みではない人もいるかもしれません。
シボ革は触るとボツボツした感触の革になります。
人によっては手触りが苦手と思う方もいるかもしれないので、本格的に購入をする時はネットで購入するよりも店舗は少ないですが、一度、実際に触ってから購入をした方が良いと思います。
私も購入する時は、直接、触って購入を決めた方ですが、私の場合はまったく手触りに関しては違和感がなくむしろ触り心地としては好きな感触でした。
まとめ
- ミニマリスト志向でシンプルなデザインが好きな人
- 長期間に渡って、一つのブランドを愛用したい人
- 他の人とあまりブランドが被ったりするのが嫌な人
- さりげなくハイブランドを持っていたい人
これらの人には、ヴァレクストラが向いているのではないでしょうか。
おすすめしているとはいえ、ヴァレクストラの財布の価格帯は10万前後と高めです。
初期投資という形でヴァレクストラにお金を使うのは、5年、10年間に渡って使い続けることを考えると良い買い物をしたと感じています。
今では真のラグジュアリーブランドの地位を確立しているヴァレクストラは、個人的に長く愛用するにふさわしいブランドだと感じています。
これを機会に、Valextra(ヴァレクストラ)を覚えていただき、自分のために購入してみたり、大切な人へのプレゼントとして扱ってみても良いかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。