株式会社の資金調達って何?小学生にも分かる「株の仕組み」解説

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現在、事業を行う時に必要な資金集めは、クラウドファンディングなど様々な方法がありますが、今回は、株式会社の増資・資金調達の仕組みについて書いていこうと思います。

そもそも資金調達って何なのかと思う方も多いんじゃないかなと思います。

しかし、社会人で株や増資についてまったく知識がないっていうのもまずいです。何故かと言うと、今の世の中、資本主義経済において株式会社が中心になって動いていることが多いからです。

この資本主義の基礎となっている株式について、全く分からないっていう状態では、すごく狭い視野でしか世の中を見れなくなってしまいます。

これを読んでいる皆さまが、株式投資をしてなかったとしても、お金の教養として、理解しておく方が絶対にいいと私は思います。

今回は、カンタンに初心者の人にでも分かるように、大ざっぱに解説しますので、細かい部分は割愛するのでご容赦ください。




個人商店を開業した場合

株式会社の仕組みを一言で言うと、人からお金を集めて商売を行って、利益を出してお金を出した人達みんなで山分けする仕組みです。

少し、具体例を出して話して行きましょう。

私は、食べることが好きなので小さな食堂を個人事業として始めることにしたとしましょう。そのための資金として、個人で1000万円の軍資金があったと仮定します。

ただ、その軍資金だけでは、足りないので追加で500万円を自分で借金することにしたと考えて下さい。これで、事業に使う軍資金は1500万円で食堂をオープンさせます。

当然、商売をしていくと毎月の人件費や光熱費や材料費などのお金がかかりますよね。更に借りた借金も毎月返していかないといけません。ただし、そのこの時に支払うモノを全部支払って、残った分が自分の儲けで、自分の利益となります。

反対に、失敗してしまって手元の運転資金が無くなってしまったとしたら、借りた500万円は自分個人の借金として負債が残る形になります。

こうやって、自分一人で商売をする場合は、単純で分かりやすいですよね。では、私がもっと事業規模を大きくして商売をしようとしたと考えてみましょう。

株式会社を設立する場合

たんなる食堂ではなく、日本食、中華、イタリアンなどの巨大な飲食施設のショッピングモールを事業として立ち上げるとしましょう。

イメージ言うとイオンみたいな感じですね。このイオンみたない事業をやるのに10億円の事業資金が必要だということが分かったとしましょう。

実際は、10億でイオンが作れるわけないのですが、今回は10億円で作れると考えてみましょう。まぁ10億円と言っても到底、自分一人で用意できるお金ではありませんよね。

じゃあ、さっきと同じように借金をして10億円を集められることが出来るのかというと、それも無理でしょう。

なぜかと言うと、10億のお金を仮に銀行で借りようとしても、銀行は一か八かの話には、お金を出しません。

基本的には、確実に返済が可能な範囲で確証があるものにお金を出資しますので、もし自分が10億円分の土地や建物を持っていたとしたら、お金を借りることができますが、それ以外は不可能です。

そこで、どうするのかと言うと、こういう時に「株式」という仕組みが凄く便利なのです。

株式の仕組みを使えば、その事業が儲かると信じてくれる人(スポンサー)さえいれば、担保となる土地とか担保の資産を持っていなくても資金を集めることができます。

株というのは単純に言うと、会社の所有権のことで、最初の例だと自分で起こした商売で儲けた場合は、すべて自分の儲けになっていましたが、株式会社の場合は、その儲けを得る権利を投資家が出したお金の割合によって分配するようなイメージです。

早速、イオンのようなモノを作るために、株式会社を作らないといけません。株式会社は20万ちょっとあれば、今は誰でも簡単に作ることができます。




 

株式会社で資金調達をする場合

では、運営する株式会社が作ることが出来たとしましょう。

最初、自分で持っていた1000万円を元手に会社を設立したので、会社自体の最初の価値は当然1000万円となりますよね。

そして、株式会社なので設立時に株式を発行するのですが、この時の株式を100株発行したとしましょう。

そうすると100株で1千万円の価値なので1株辺りで見ると10万円の価値ですよね。最初は100%自分が発行した株を持っているわけですから、自分が代表取締役社長になるわけです。

さて、もちろん会社の口座にある1000万円だけだと、ショッピングモールは作れませんので、誰かに投資をしてもらう必要があります。

自分の持っている100株を10億円で誰かに買ってもらうと考えたらどうなるでしょうか。

会社の口座に銀行口座に投資家からポンと10億円が振り込まれたら、単純にお金持ちになりますよね。でも、そんなことしてくれる人なんていません。

だって、1000万円が入った財布(口座)をわざわざ10億円出して買うようなバカな人は当然いませんよね。こういう時は、第三者割当増資と言って100株しかなかった会社に、更に、新しい株を発行して投資家に発行した株を買ってもらうというやり方を取るのです。

これが、会社の資金調達の仕組みです。100株しかなかったところに、新しく1000株を発行して1億円でお金持ちに買ってもらうとします。

そのために自分は、お金持ちの資産家や企業なんかを回って、いかに自分が考える事業が魅力的で画期的なのか、そしてどれくらい儲かるのかをアピールしていきます。

その結果、運よく認めてもらい無事10人の資産家が発行した1000株の内100株辺りを1億円で買いたいと言ってくれたとしましょう。

ありがたいことですよね。その結果、会社の口座には10人の投資家から10億円の入金が入ることになります。ちなみに、この10億円は借金ではありませんので、もし、万が一事業が失敗したとしても創業者は返済する必要が全くありません。

単純に会社が潰れてしまったら10人の投資家もろとも皆が損して終わりです。

だからこそ、投資家はリスクを抱えている分、大きなリターンを期待しているわけです。

株式会社は誰のものなのか・・・

結果的に、この資金調達によって会社の株は、全部で100株からプラス1000株で合計1100株になりました、100株が私自身で残りの1000株は投資をした投資家が持つことになります。

ここの比率が重要で、自分が持っている株は9%ですよね。少し前までは100%自分の会社だったのに投資を受けた時点で9%になってしまいました。

会社の9%しか最初の株を持っていないのにも関わらず代表取締役を続けても良いのでしょうか…これに関しては、全く問題はありません。

実は、株主と経営者というのは無関係で、会社はあくまでも株主のもので、株主から選ばれた経営者が会社の運営を行っているという構図になっています。

簡単いうとプロ野球の監督のようなものですね。学校の教科書には、これを所有と経営の分離と記載してあったりします。

ただ、今回はそういう難しい話は置いといて、会社は社長のものではなく、株主のものなんだよということを理解しておけばOKです。

日本では、オーナー社長と言って社長自身が会社の株を100%保有しているというパターンが結構多いです。

こういう場合は、全部、自分の判断で決めることが出来るのでやりたい放題です。ただし9%しか持っていない場合、もし投資家が私は使えないなと判断した場合は、私をクビにすることが可能だということです。

あのAppleの創業者であるスティーブジョブズは、自分で作ったAppleをクビになってしまうという有名な話がありますが、あれなんかも株式の保有割合が、自分だけのものではなかったからクビになったのです。

スタートアップベンチャーの資金調達において、最も議論になるのが株のバリエーション(時価総額)になります。

さっきの事例をもう1回見てみると、株価の価値にすごい変化が起きています。投資を受けた時に100株辺りを1億円で投資家に買ってもらったということは、1株100万円で最初に会社を作った時って1000万円で100株だったので1株辺り10万円ですよね

でも、この資金調達によって、株の価値が10万円から100万円に跳ね上がって10倍になっているわけなのです。




 

株式会社の価値は何で決まるのか?

まだ事業は始まってないし、まだ何もやってないのに株価が跳ね上がているっていうのはどういうことなのでしょうか。

上場企業の場合だったら、決算が良かったとか売れそうな新サービスのニュースが話題となって株価が上がったとかはあります。

しかし、まだ上場もしてない株式会社の株は誰も上場企業のように、市場で購入することができません。だから、その価値は交渉のみで決まるのです。

うちの会社は、将来これだけの利益を出すので、投資してください。その根拠を示してプレゼンテーションを行い会社に投資する時に株価が決まっていきます。

そういう点で言えば、実績がない時ほど、どれだけ投資家に信じてもらえるかが勝負で、もし投資家の目からしたら、この事業は儲かりそうだなって思ってもらうことが出来れば高い株価で買ってもらうことが出来ます。

そうすることで、創業者は高い株式の比率を保った状態でお金を集めることができるということですね。

反対に、そんなに儲からないだろうって思われたら、結果的に安い株価になってしまうので、創業者の持ち株比率は下がってしまいます。

ある意味、自分の会社ではなくなってしまうということになるわけですね。スタートアップやベンチャー企業の社長は、自分の会社の将来的な価値を、投資家に納得してもらうプレゼンテーションをする必要があります。

もちろん絶対に行けるという熱意は大事ですが、単なる熱意だけを見せただけでは納得もしませんし、お金が集まるほど甘くはありません。

その事業の市場規模や成長率や、自社の優位性について極力数字を使って論理的に説明することが求められます。

まとめ

もちろん、必ずしも株式を使った資金調達だけが良いというわけではありませんが、自分で事業をやって、そこから生まれた利益だけで回して行くこともできません。

特に、ビジネスのスピードが速い昨今のビジネス市場では、ゆっくりと商売をしていると、あっという間にライバルたちに追い抜かれたりするリスクも高まります。

資本を押さえて小さく事業をやるからといって、安泰とは限らないですね。むしろ、これからの時代は一気に成長させたほうが上手く行くケースもあると思います。

だから、一気にお金を集めて会社を一気に急成長させて設備に投資したり、増資したり広告宣伝を打ったり、他の企業が真似できない競合優位性を早く作っていくことが、ますます重要になって言っているのではないでしょうか。

今回は、株の基礎について話してみましたが、株の全部を話すのは難しいですけが、株のこととかさっぱり分からないという人の理解が深まれば嬉しいです。

また、仕事や人生に役立つ解説や有益な話を配信していこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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Koga Ken
◼︎マーケティングプランナー ◼︎
企業調査士 これまで、企業の信用調査やマーケティングなどの業務を15年間行いながら、現在は、フリーランスとして活動中。 現在は、複数の中小企業と業務提携を行いながら、企業信用調査やマーケティング全般のビジネスコンサルティングを展開。