コロナ禍を契機に、自宅にいることが多くなり、どうせなら副業にでも挑戦しようと考える人が多くなる中、「まともな副業」と「怪しい副業」の見極めが出来ない人も多くいます。今回は、全く副業とか自分でビジネスをやったことない人たちに向けて、その見極めについて体験的なことも含めて解説していこうと思います。
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先日、こんな質問をいただきました
このような内容を頂きましたのですが、結論から言うと、質問者さんが誘われた副業と言うのが、絶対に怪しい副業だと断言はできないんですが、世の中には「怪しい副業」が溢れているのも事実です。
個人的には、SNSとかで声をかけられるような、副業に関しては99%怪しい副業だと思ってもらえたらいいと思います。
特に、最近は副業への関心が高まっているので、多くの企業も副業解禁などで盛り上がりを見せつつあって、副業ブームがさらにこのコロナ感染拡大のテレワークの普及と重なって、追い風になっています。
副業には多くの可能性やチャンスがあるので、出来ればたくさんの人に副業を始めてほしいと思っています。
しかし、怪しい副業に騙されることなく真っ当な副業の道を選び取れるように最終的に納得のいく成功を掴みとっていただけるように「怪しい副業」と「まともな副業」の違いについて解説していきたいと思います。
副業に興味のある人の参考になれば嬉しいところです。
「まともな副業」と「怪しい副業」の違い『その1』
怪しい副業は「誰でもできる」と謳っているのに対し、まともな副業は「スキルが必要」とか「時間が掛かる」といった形でまともであるが故に、事実を伝えてきます。
まず、怪しい副業の特徴として、怪しい副業を進めて来る人たちと言うのは、「スマホでカンタンに誰でも稼げます」みたいな感じで怪しい副業を進めてきます。
怪しい副業を勧めてくる人は、何でお金を得ようとしているのかと言うと、副業始めたい人(あなた)をカモにして、必ずどこかで金銭を支払うところに行きます。
だから、非常に耳障りの良い謳いキーワードで「カンタン」とか「誰でもできる」とか「スグに稼げる」とか「全員結果が出せる」とかを言って勧誘してきます。
副業が上手く行き始めるには、ある程度の月日をかけて継続して取り組んだり、身につけた知識やスキルを活かせているためだと思っています。
まともな副業進める人は副業とはいえ「ビジネスで稼ぐのにはスキルが必要です」と、しっかり説明します。
まともな副業を進める人は、副業で稼ぐことの大変さも知っているため、はじめの一歩を踏み出すハードルを高くあげる人は少ないですが、実際にお金が得られるようになるまでの「0から1」を生み出すまでにはスキルアップの必要性などを伝えてきます。
最初は誰もが素人なわけですから、身構える必要はないのですが、まともな副業にはそれなりの苦労もあります。
ただ単に、楽な道だけを追求していると、胡散臭い副業に捕まってしまうので注意が必要です。
冷静に考えて短期間で誰でも稼げるのであれば、ライバルが次から次へと増えていって、それはそれで、実は低単価で旨味がない仕事とか、そもそも稼げる期間が短すぎるなど、別のリスクが生じるものです、
まともな副業を進めるてくる人と言うのは「学問に王道なし」と言う言葉がありますが、ビジネスも同じで、やはり積み上げが大事ということになります。
まともな人は、継続して積み上げていくことの価値を知っている人です。
コツコツと泥臭い努力にも取り組める覚悟を持って副業をすることが成功のカギだと分かっています。
「まともな副業」と「怪しい副業」の違い『その2』
怪しい副業は稼げる前に大金を払い、まともな副業は低コストでスタートします。
怪しい副業を勧めてくる人は、例えば数十万円払っていただければ「特別なノウハウをご紹介します」とか「この金額は投資ですが、すぐに取り返せます」など言って、高額のお金を出させようとするものです。
「何年間にも渡って得たノウハウをを提供するわけだから、この金額は安いものですよ」とか言って、怪しい副業を勧めてくる人は、必ず「支払いを」求めて来ます。
その名目は、「あっせん手数料」とか「オンラインサロンの会費」とか「登録料」とか「コンサル料金」等々、色々な名目でお金を要求してきます。
お金を稼ぎたいのに、お金を払うことから始めること自体、本末転倒な感じがしてなりませんが、まともな副業を勧める人と言うのは、最初から大金を投資する必要なんて無いと言います。
そのビジネスへの勝算が見えていない中で、大きな投資をすること自体が間違いで、まともな副業を勧める人こそ、小さく始める(スモールビジネス)を推奨します。
本業にプラスアルファで始める副業に大きなリスクを取る必要なんてないからです。
何か新しいビジネスにチャレンジするときのポイントは、高額のスクールやサロンは不要です。
まともな副業は失敗しても、やり直せるサイズ感からスタートすることが大切で、副業の初期投資には、失敗してもスグにやり直せるくらいから始めることをお勧めします。
「まともな副業」と「怪しい副業」の違い『その3』
怪しい副業は実態が見えないけれども、まともな副業は実態や本質が明確に見えている仕組みになっています。
怪しい副業を勧めて来る人と言うのは「賢い人だけがやってる特別な稼ぎ方なんです」等と言って、何とも特別感を演出したりします。
しかし、ビジネスの実態を明確に説明できない(何にお金が発生して誰が得するビジネスなのか)ことが殆どです。
したがって、なんか分からないけど、稼いでそうな雰囲気だけを出して、ビジネスの実態を明確に説明できないことが多いです。
副業を始めようとしている人からお金を取ることが目的なので、詐欺的なやり口で法律スレスレの高額商材を売りつけたりとか、過去にあった訪問販売や怪しい商売の形や呼び方を少し変えただけだったりします。
中には「名義貸し」や「ポンジスキーム」などのように「リスク」が見えにくい場合もあるので注意が必要です。
まともな副業を勧めて来る人というのは、例えば「ブログ運営」というが、ビジネスの本質としては「広告業」といったように、ビジネスの構造が明確に説明ができるケースが多いです。
そういう意味でも、まともな副業というのは、本質的にはよくあるビジネスと言うこともできます。
一体、そのビジネスが何を提供して誰から何の名目でお金をもらっているのか、この辺りをきちんと押さえてからスタートすると安全です。
まとめ
「こんな副業どうですか」とか「こんな投資どうですか」など、日々、質問をいただくのですが、本当に甘い言葉についていくのは本当に気を付けた方がいいと思います。
一方で、まともな副業を始めた人というのは、最初は苦労もしたけど本当に副業始めて良かったと言う人が多いです。
まともな副業に取り組めば、苦労や失敗もあるんですが、まともな副業に正しく取り組めばスキルも身に付いてお金も稼ぐことができたりとか、信用を積み上げたり新しい出会いがあるなど、多くの可能性を広げます。
既に終身雇用や年功序列も終わって、これからは「ジョブ型雇用」が増えてくる可能性が高くなります。
そんな会社員でも自立が求められる中で、副業を始めて本業に頼らずとも生きていける「自信」を持つと、副業があるから会社に「依存」しなくても良くなります。
そういう意味では、個人的に多くの人に副業を始めてほしいと思っています。
そして、どうせ始めるのであれば「怪しい副業」に騙されることなく、まともな副業の道を一歩ずつ進んで成功してほしいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
製造業で勤務しているのですが、コロナ禍の影響を受けて残業が減って、それにともなって収入も減りました。
良い機会だと前向きに捉えて、副業に挑戦しようと考えています。
しかし、ネットで経験がなくてもできるとか、簡単な副業やってみませんかと、声をかけられています。
もし、本当に簡単な副業なら願ったり叶ったりだと思っているのですが、疑心暗鬼になっている自分もいて、まだ踏み出せていません。
甘い話と言われる内容のものは辞めておいたほうがよいのでしょうか。
できるだけすぐ稼ぎたい思いがあるので正直引かれています。
見極めるポイントを教えていただきたいです。