副業で稼ごうと考えた時に色々な選択肢がありますが、その中でも絶対に儲からないっていう内容もあります。今回は、その辺りについて解説したいと思います。
現在、副業がブームで来ています。この記事を見ている人の中にも副業をしている方もいらっしゃるかもしれません。
何故、副業が流行っているのかというと、知っていますかね…もうすぐ、「同一労働同一賃金」という仕組みが法制度で決められます。
同一労働同一賃金と言うのは、非正規雇用と正社員の違いをなくすという制度です。
これは、今の日本の雇用形態では、正社員特権みたいなものがあって、その特権を廃止しようという仕組みです。
この制度が来年から始まります。この制度が始まると、日本では正社員が特権的に守られることは無くなるので簡単に解雇することも出来るようになっていくのではないでしょうか。
こういう動きもあって、副業という正規雇用でない形での稼ぎ方というのは、今年から来年にかけて、より増加傾向になってくるのではないでしょうかね。
ということで、今回は、システム的に儲かる見込みが薄いと巷で言われているビジネスにスポットを当てて、やってはいけない副業を5つ紹介してみようと思います。
Contents
ダメな副業その1「バイナリーオプション」
バイナリーオプションっていうのは、外国為替の値段が「上昇する」か「下落する」かを予測して、「値動き」に応じて「利益か損失」が確定した時の「値幅」に応じて「損益金額」が変動する仕組みの金融商品です。
これ何がダメってかって言うと、仕組みが「丁半博打」で当たったら儲かって、外れたら没収みたいなことですね。
中には一瞬で儲かったと言う広告なんかも多く見たことありますが、その殆どが何の根拠もない形で勝ったとか言っているだけだからです。
仮に、確率が50%で見ても手数料分を考えると必ず、期待値は試行回数が増えれば増えるほど、資金は失って行くことになります。
広告に踊らされて、やっても絶対にカモられるだけなんで、バイナリーオプションで勝っている人たちは、基本的に運営サイドからお金をもらって、勝っている人を演じているか、少し勝って、後は、稼げるからアナタも一緒にやりましょうと言う「呼び込み」です。
基本的に、バイナリーオプションの広告を打っている人は信用してはいけません。
ダメな副業その2「誰でもカンタンYouTube投稿」
これは、自分の知人も騙されたのですが、これもダメですね。ダメって言うか、下手したら犯罪者になってしまう可能性があるので絶対にやらないほうが良いです。
この手の副業は、カンタンに稼げるって言う話で、何をするように教えられるかって言うと、「無断転載」を勧めて来るんですね。
昔のテレビやアニメの内容なんかをアップロードして、広告収入を得ようと言う話です。動画でなくても、文字と音声のスライドショーや、誰かインフルエンサーが話している内容を音声だけ載せるみたいなのもあります。
単純に著作権侵害をしましょうって言うことです。
これって、権利者が申し立てをされたら、儲けは持って行かれますし、後から損害賠償請求を受けることもあります。
よくあるパターンとして「アップロードするだけで儲ける方法教えますよ」って言う入り口で声を掛けて、最初に10万円とかを支払わせて、情報商材を売りつけて、中身を見ると違法アップロードをしましょうという内容なので気をつけましょう。
YouTubeがそんなカンタンに儲かるわけがないのは周知の事実で、今や、YouTubeだけで稼げる人っていうだけで特殊な人だと理解した方がいいでしょう。
ダメな副業その3「不動産投資」
これに関しては、自分も過去にマンション投資をしたことがありますが、何がダメかと言うと、基本的に「我々のような庶民に回って来る案件は全部ダメ」です。
良い物件なんていうのは、先に売れます。自分たちに来る案件は、基本的にプロが手を出さなかった物件が皆さんの所に回って来ると考えましょう。
「儲かるよ」「家賃保証」みたいなことを言われても、いつの間にか手のひらを返されてしまいます。
自分の場合は、そういうことに気をつけて、自分の足や時間を掛けて探して、相手からの売り込みは全て拒否してやっていたので損することはありませんでしたが、色々な所からくる売り込みは全部ダメですね。
ダメな副業その4「株の自動売買」
実際に自動売買のツールはありますが、その殆どは大規模な機関投資家向けで、多額の資金を一定のアルゴリズムの中で、損をしないようにリスクを軽減して取引をするようなもので、自動売買で小資本の人が月に何割も増えることはありません。
この自動売買の商売は、ツールを売ることが商売なんで、一度、ツールを買ったら更に良いものがありますって具合で、意味不明なツールを提案されるだけなので絶対に買わないことをお勧めします。
投資関係で言えば、最近、問題上がった仮想通貨を預けると月利10%で増えますという詐欺が横行しました。
「PLUS TOKEN」という投資案件で、日利0.3%・月利10%を謳って勧誘していました。100万預けたら年間で120万円の2倍以上になるという仕組み・・・
この詐欺案件で世界中で2000億円以上の詐欺被害が出ています。当然、日本でも被害者は多くいると聞きます。
投資で月で10%以上の配当を約束するとか、基本詐欺ですからね。当然と言えば当然なのですが、騙される人が後を絶たないっていうことなのでしょう。
ダメな副業その5「MLM(マルチレベルマーケティング)」
MLM(マルチレベルマーケティング)というのは、日本では「ネットワークビジネス」「マルチまがい」など、様々な形式で呼ばれるマーケティングである。
基本的には合法法なので、先ほど紹介した詐欺とは異なるのですが、人を紹介して自分でピラミッド組織を作り、自分から見て下部組織がそこの商品を購入することで不労所得が入りますいうビジネスです。
このビジネス自体は、実際に成功している人もいるので、やりたい人はやれば良いと思いますが成功する割合は極めて低いです。基本的に、副業の原則として「勧誘」されてやる副業はダメですね。
そもそも、MLMやネットワークビジネスというのは、人から人への紹介などの口コミから拡散していって商品を販売していくシステムということですが、ネットのインフラが整備されてきた今の時代では、企業が自社でネットを通じてアピールした方が儲かるわけですから、そこに人を仲介する意味がどこにあるのってことですよね。
ビジネスをするなら、MLM・ネットワークビジネスなどの代理店ビジネスではなくて、別の方法を選択した方が絶対に良いと言えます。
副業に必要な二種類のタイプ
では、何をどうやって頑副業で稼いでいくのか・・・副業の稼ぎ方を整理して、お互いに絶対に騙されない見識を備えて行きましょう。
副業には大きく二つの種類があって、それが「スキル型」と「ストック型」になります。今回は、この二種類を抑えて何から始めるのかのイメージが持てれば良いと思います。
まず、スキル型というのは、簡単にいうと自分が持つスキルを時給で売る仕事です。主にライター・デザイナー・エンジニアなどが当てはまります。
このスキル型で稼ぐための方法は、如何に希少性の高いスキルを身につけることが出来るのかという所です。
この希少性の高いスキルって何なのかって言うと、主に三つあります。1つ目は、これから需要が高まり続ける産業に使えるスキルです。
これは、AIエンジニアやデータサイエンティストなどのエンジニア系になります。今後、様々な産業がソフトウェアに変わっていく中で、エンジニアデザイナーの需要は高まります。
2つ目は、スキルを掛け合わせて「掛け算」したもスキルです。
一つのスキルだけだと、同じ人がたくさんいるので掛け算が大切になります。私の知人でITの知識と調理人というスキルを持っている人で、飲食業のコンサルティングをやっている人がいます。
これって、飲食の専門性とテクノロジーの掛け算になります。特に、飲食の業界だとデジタルマーケティングとかに強い人が少ないと言うことで、かなり希少価値が高まっている感じです。
最後の3つ目は、ニーズを絞り込んだ特化型のスキルです。
浅く広くではなく狭くても深い専門性を持ったスキルってことですね。例えば、 iPhoneだけでのアプリをつくるプロとかですね。
化粧品のレビューに特化したライターさんとか、ラーメンに詳しくてラーメンのことだけに絞った内容を発信するとかになります。
中途半端に幅広く出来るよりはマシという考えで、そのために絞り込む事が重要なのですが、どこに絞り込むかの覚悟を持つことで希少性の高いスキルに繋がります。
ストック型の副業は、後回しでOK
ストック型はいわゆる不労所得を得て、自分自身が動かなくても稼げる仕組みを作るって言うことです。
このシステムには、お金を金融資産として運用して稼ぐ投資タイプと、著作権やYouTubeの広告収入などの権利収入とがあります。
この内の資産投資で稼ぐのは考えない方が良いです。
これは、言うまでもなく最高の稼ぎ方です。しかし、基本的に今の資本主義のシステムで考えた時に、年間の利率で儲かるのは基本5%になります。
むしろ5%でも優秀な方で、それを超えてくる利回りについては、リスクが付いてくることになります。
もし、仮に1億円持っていて、その資金を運用してもらうだけで5%を得て、500万円のお金を何もしなくても1年ずつ得ることができるようになれば良いですが、ほとんどの人にとってはいつかまとまったお金が入ったらやるという選択肢で考えるようにしましょう。
まとめ
まとめに入りますと、真面目に副業で稼いで行こうと考える上で、重要なのは、最初は、まず「スキル型」の副業からスタートしましょう。
それも、なるべくやればやるほど時給単価が上がるものが良いですね。
そして、その延長上に信用が積み重なってストック型のビジネスに転換されていくシステムが重要です。
自分の場合ですと、これまでマーケティングで色々な事業主の商品を開発して営業で売るという「営業スキル」と「DM・動画制作スキル」を使って「成約率の高い広告」や「メールマガジン」を制作するトータルマーケティングが強みの部分でした。
今、自分はこのストックビジネスに挑戦するために企業向けの案件から、個人向けの案件を受けるビジネスをしている段階になります。
でも、技術がない人にとっては、こういうのをすぐやるのは難しいと思いますが、まずは自己投資と思って何かの勉強から始めてみてはいかがでしょうか。
最初は儲からなくても良いので「仕事を受けられるようになる」これが大事です。
こうやったら自分は稼げるんだ。という自信が持てれば、そこから「ストック型」の副業にもチャレンジすることができます。
是非、皆さん副業に興味があれば、まずは何かしらのスキルを身につけることを考えてみてください。
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