アイデアの出し方を3分で解説【誰でもビジネスアイデアは出せる!】

いつかは、自分のアイデアでビジネスをしたいと思っているけれども、そもそも、そのアイデアが思いつかない。出てくるアイデアはありきたりな物ばかりで困っているという方にビジネスアイデアの思考法を解説します。

アイデアを出すとは

結論から言うと、アイデアを出すことの基本は「既存の考えの新しい組み合わせ」によって生まれると言えます。

アイデアが生み出されるプロセスについては、世界屈指の広告会社であるJ・W・トンプソン社で副社長を務めたジェームス・W・ヤングが、著書『アイデアのつくり方』の中で次のように語っています。

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何者でもない
ジェームス・W・ヤング『アイデアのつくり方』

これらのことから、アイデアとは既に知っていること同士の新しい組み合わせであるということまでは分かりました。

アイデアとは全くのゼロの状態から、何か神がかった不思議な力によって、天からの啓示による閃きのように手に入ることなんてありません。

その、ほとんどが、既存の概念や仕組みなどが組み合わせることで生まれているケースが比較的に多いとされています。

だから、目をつぶって、じっとしているだけではアイデアは出てきません。

さらに、完全にゼロの状態からアイデアを発想するのは不可能です。

アイデアを生み出す「組み合わせ」を知ることで、誰でもアイデアを考える思考法が身に付けることが出来ると言えるでしょう。



既存の考えの組み合わせとは

既存の考えの組み合わせと言うのは、色の組み合わせとも似ていて、例えば、『赤』と『青』を組み合わせると『紫』になるというように、青と赤の要素が混ざることで「紫」が生まれます。

このように、『既存の組み合わせ』で誕生した『新しい要素』ということになります。これを実際の議事ネス事例を基に解説をすると「iPhone」が良い例ではないでしょうか。

iPhoneは、今では誰もが知っているスマートフォンですが、このiPhoneという製品が発表されて以降、デバイスを活用した多くのサービスが誕生して、新しい経済圏が作られていきました。

当時のiPhoneの発表会では、スクリーン上に、以下の3つのアイコンが示されました。

  1. 既存のApple社のiPodデバイス
  2. 当時、世の中に普及していた携帯電話
  3. ネットを活用したコンピューター通信機器

この3つの要素を組み合わせて誕生したのが「携帯機能を持った小型パーソナルコンピューター」のiPhoneです。

この単純な足し算によって生まれる化学反応によって、iPhoneはとてつもない破壊的イノベーションを生み出すことになりました。

要は、アイデアを出すためには、「既存の要素をしっかり収集すること」そして「その組み合わせからアイデアを発想する」という2点が重要になります。



アイデアを次々と出すには

ここまでの話で、アイデアは既存の組み合わせというとことと、どのように生まれるのかというアイデア出しの大原則となる部分の解説をしてきました。

しかし、効率よくアイデアを出すためには、どのように思考していけば良いのかということを解説していきましょう。

それは、物事を見る多くの「切り口」持つということが大切です。

円錐の図形を想像して、その円錐を真上から見ると「円形」に見えて、真横から見ると「三角形」に見えるのと同じで、切り口というのは、物事を見る視点を変えて1つのものを、こっちから見たらどうかとか、あっちから見たらどうかとかという思考を巡らせることです。

思考方法には、大きく分けて3つのポイントがあります。

置き換えてみる

特定のものを、別のものに置き換えたり、場所や時間を置き換えてみることで、また別のアイデアを生み出す切り口になります。

例えば、夏に売るのが常識として考えられるアイスクリームを冬に売る、という時間軸を置き換えて考えることで、アイデアも生まれます。

逆転させる

既存のアイデアの発想を逆転させることで、斬新なアイデアが生まれるケースもあります。

この逆転という切り口でアイデアを捉えれば、通常、お店に食事をしに行くことが当たり前とされる飲食店も、逆転させれば、店が客に食事を届けるという宅配専門の飲食店というアイデアが生まれたりします。

規模を変える

アイデアにはそれぞれ想定されている大きさがあり、その規模を変えるという切り口で変化させることで、新しい発想が生まれるきっかけになります。

例えば、洗濯機は大容量で強力な製品ですが、小型の電気バケツは、傷みやすい衣類を手洗いしていた主婦層から注目を集めて大ヒットしたケースもあります。

これらの切り口をたくさん持つことは、何も特別な能力やスキルが必要ということではなく、自分で思考して思いついたことをどんどん管理していけば良いのです。



まとめ

今回は、アイデアを出すということは、どういうことなのかについて基礎的な解説をしてきました。

まさに、アイデアというのは、気体の「水素」と「酸素」が結合すると、液体の「水」になるというのと同じで、基本的には「足し算」「引き算」「掛け算」によって生まれていくということが比較的多いと言えます。

アイデアの考え方については、これらの方法から、自分にあった方法で見つけるとよいでしょう。

ソフトバンクの孫社長などは、トランプゲームのように、いくつもの商品や名前のキーワードを書いた紙を裏返して、ランダムに3つひっくり返して出て来たキーワードから新しいアイデアを生み出す練習をしているということを本で読んだことがあります。

人それぞれ、自分がアイデアを生み出しやすい手法は色々とあると思いますが、まずは色々と試してみては如何でしょうか。

自分が不便に思っていることや、こんなサービスあったら良いなと思うことなんかを考えながらアイデアを考えながら自分のビジネスをスタートさせていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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