皆さんは、お金に支配されていますか?例えば、毎月、訪れるクレジットカードの請求にため息が出たり、節約意識が常にあるけれどもお金が貯められない自分に嫌気を刺したり、自分の将来にお金がいくら必要なのかもわからない状態に不安を感じる。そんな感覚を持っているなら、今回は、そんなお金の支配から抜け出していきましょう。
Contents
お金の支配者の特徴
今回は、皆さんがお金に支配される立場から、お金を支配する立場へと転換し、お金というものを人生で有意義なものとして扱える最高のツールとして、使う方法を解説していきます。
まずは、お金を支配する人と聞いて、どのような人を思い浮かべましたか?
高給取りのサラリーマンですか?
お金を発行する立場の人ですか?
それとも市場で多額のお金を動かす人達ですか?
いいえ、どれも違います。実はそういった人たちの中にもお金に支配されている人はたくさんいます。お金に支配される人には、次のうちの3つの特徴があります。
- いつもお金が足りないと漠然と思っている。
- 心の底から気持ちよくお金が使えていない。
- 自分の将来に対して目を背けている。
これらのうち、一つでも当てはまるものがあれば、その人はお金に支配されています。
一方、お金を支配する人には次のような3つの特徴があります。
- 気持ちよくお金を使えている。
- 気持ちよく浪費を押さえている。
- 自分の将来と向き合っている。
これら特徴3点の全てをお金の支配者は持っています。
このように、お金に支配される人と、お金を支配する人との間には、異なる特徴が複数ありますが両者を切り分ける根本的な要素は、ただ一つです。
それは、お金を自分の人生に対して、自分の価値観を反映するためのツールとして使えているかどうかということです。
お金の支配者になる方法①
お金の支配者になる方法は、ただ一つです。
人生に対する自分の価値観を、反映させるツールとして、お金を使うということです。
そのために、必要なことは、毎月の予算を組み、常に黒字化する仕組みを作るということです。
毎月の予算を組むと言うことは、どういうことなのか・・・
毎月、自分はお金を何に対して、どのくらい使うのかを決めるということです。
そして、出て行くお金より入ってくるお金が多くなるように考えて実行します。
お金の予算化には、自分の人生の価値観を反映させることができます。
例えば、お金の使い道には次のような用途があります。
家賃の支払いや、水道光熱費、食費、交際費、預貯金、株などの投資、教育費など、数え切れないほどあります。
さて、お金に対して、どのように人生の価値観を反映させるのかと言うと、毎月入ってくるお金を100とした時に、それぞれの項目に対してどのくらいの割合で割り振っていくのかを決めるということです。
それによって、例えば、あなたの人生において大切なことが、色々な場所を旅することであるのならば100の内、毎月20くらいは旅行費用として使うか、積み立てるのか考えても良いでしょう。
さらに、友達と過ごす時間こそが、自分にとって大切であるならば、さらに毎月20くらいを交際費に割り当てても良いでしょう。
こうやって見ると100の内、すでに40を使ってしまうことになるので、残りは60しか余っていませんよね。
その残りの60から、家賃、水道光熱費、スマホ代金、各種ローンの支払いなどとして使っていくと、食費や教育費、その他の娯楽趣味貯金などに割り当てる分がほとんど残っていないかもしれません。
さて、そのような状態に陥った時に、あなたの人生の価値観はちゃんと反映されているでしょうか。やはりちゃんと最低限健康的な食事はしたいと思うでしょう。子供の教育費もちゃんと準備してあげたいと思うでしょう。そして、将来に備えて毎月、貯蓄にも回したいと思うことでしょう。
そう考えるとすると、旅行代や交際費はもっと我慢して、全体への割合を20から5くらいにした方が良いと考えますよね。
つまり、今、何をしているのかと言うと、満足度の最高得点を出せるように現時点における可能な範囲で全体のバランスを考えているわけですよ。
旅行費や交際費をたくさん使って、クレジットの支払いに追われて、貯蓄もできない。毎月の生活と旅費や交際費を一応確保しつつ、その他の大切なことにもちゃんとお金を割り当てながら、尚且つ、貯蓄も出来ている毎月の生活。どちらが、人生の満足度を高めていると言えるのかということです。
もちろん、答えは、人それぞれの価値観で変わることもありますが、重要なポイントは、ちゃんとそのことを理解と自覚が伴った上で、使えるお金を割り振っているかのかどうかということです。
そして、そこにこそお金を支配する側になるのか、支配される側になるのか、唯一の分岐点がそこにはあります。
お金の支配者になる方法②
さて、ここまでの内容を踏まえた上で、お金の支配者というのは、毎月入ってくる収入を把握しており、人生への満足度を最大化するように、その使い道を割り振っていて、出ていくお金よりも、入ってくるお金が多くなるための生活設計をしている人です。
お金がそもそも足りないから、自分はそれ以前の段階だと思われてしまうのは、まだ早いです。お金が足りないのは入ってくるお金より出て行くお金が多いというだけの話なので、入ってくるお金を増やして、出ていくお金を減らす。
そして、その出て行くお金の内訳に自分の価値観を反映させる。それによって、皆さんはお金の支配者になります。つまり、気持ちよくお金を使って、気持ちよく浪費を我慢して、しっかりと現実的に将来と向き合えるようになります。
そのための3ステップは、以下の通りです。
ステップ1
まずは、持っているお金を把握する。
今の自分自身の金銭事情を把握する上でのポイントは以下の3点になります。
- 所持している「現金の額」「預金額」「投資している額」
- 他人に貸していて戻ってくる見込みのある金額
- クレジットカードの支払い予定額と未返済の借金
以上の1~3を把握した上で、現状を細かく把握するためには、【1+2-3=今の現状】という方法で、今の現状を把握します。
ステップ2
つぎに、お金の使い道を計画する。
お金の使い道を計画するための考え方としては、自由に使えるお金がどれだけあるのかが大切です。自由なお金は以下の視点で考えます。
収入―固定費=余地のあるお金(自由に使えるお金)
次に、自由に使えるお金を、どのように使うのかを吟味します。
ステップ3
そして、お金の出入りを管理する。
管理の仕方は、ステップ2で考えた月単位のお金の計画と照らし合わせて管理します。
最初に計画した割合(計画)と、実際に使った割合(結果)を見比べます。
そして、そこで生じるギャップを見て、翌月の割合を調整します。
最初は難しいかもしれませんが、何回か繰り返している内に「計画」と「結果」のギャップにあまり差異が生じなくなってくるはずです。
まとめ
お金の管理をするためのステップですが、もう一度、重要なのでお伝えすると、大切なのは、ステップ2の毎月の予算に対して、自分の価値観を洗い出してお金の使い道を計画して、バランスよく反映させるところです。
自分が、何にお金を使っていきたいのか・・・
自分が、何をしている時が一番楽しいのか・・・
自分が、何をしている時が幸せを感じるのか・・・
このように考えながら、全体を100とした時に、どのくらいの割合でそれらを組み合わせていくのが、現実的で人生の満足度を最大化にしてくれるのかを考えます。
そうしないと、自分の本音にウソを付いてステップ2の割合を決めても意味がありません。もし間違って振り分けてしまうとと、結果的にストレスを感じて「お金に支配される」ところからは抜け出せないからです。
また、この割合を考える時に「収入の多い少ないは関係ない」ということです。そういう意味では、仮に、今、学生でアルバイトの立場であっても、社会人で働いていたとしても、今すぐお金の支配者にはなれるということです。
もし、予算を割り振る上でどうしても「お金が足りない」と考えてしまう場合は、毎月の固定費を金額の大きい部分から見直して行きましょう。
例えば、住んでいる所を見直す(家賃負担の少ない所に引っ越す)
例えば、携帯代の通信費を見直す(格安スマホに切り替えて節約)
例えば、各月サービス費を見直す(サブスクリプション契約を解約)
これらの固定費の見直しは、極力、大きい割合を占めている箇所を見直す方が良いと思います。お金に支配されない一つの考え方として「固定費」を安くするというのは、とても大切なことです。
それは、これまで話をしてきた「自分の価値観を洗い出して、お金の使い道を計画」する所で、自由な発想で、本当に自分がしたいことにお金を費やす許容範囲が広がるからです。
今回の、内容を読んでいただき少しでも「お金」との向き合い方が参考になってもらえれば幸いです。また、違う機会にでも固定費の見直しについてもっと詳しく記載していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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