スキルと言うものは時代や市場のニーズによって相対的に評価を受けるものだからこそ、一足先に押さえておくことでポジションを狙えるかもしれない副業スキルをご紹介します。
Lステップ
Lステップで何ができるかと言うと、LINEマーケティングができるようになります。
LINEを使ってチャットボットを簡単に作ることが可能です。
また、ステップ配信も行うことが可能です。
ステップ配信とは、メルマガなどを知っている人なら馴染みある言葉ですが、友だち登録をしてくれたユーザーに対して「事前に設定したスケジュールやメッセージを」を「自動」で配信する仕組みです。
自動配信のため、時間効率もよく継続的に相手に接触(情報提供)することが出来ます。
これまではメルマガが主流とされていたメルマガ配信が、圧倒的に開封率が高いとされている「LINE」がメルマガの主流になると考えられます。
Lステップではシナリオ配信という機能があって、事前にメッセージ(シナリオ)登録しておいて適切なタイミングで自動配信することができます。
例えば、ユーザーに向けて以下のような順番でメッセージを自動配信をすることによって、商品を購入するまでの心理的障壁を解消してあげることもできます。
これら継続的にメッセージを発信することは、顧客からの信頼を獲得することができるので、リピートとしても定着しやすくなります。
また、配信リストから「対象者の条件で絞り込み」特定の顧客に向けてメーッセージ配信する「セグメント配信」を行うことが可能です。
例えば「30代女性に限定して配信」や「複数回にわたって来店してくれたリピーター」や「半年以上は来店していない顧客層」といった感じの特定の顧客層に向けた属性配信も合わせてメッセージ配信できます。
主に以下の項目においての特定層への絞り込みが可能です。
- 性別
- 年代
- 都道府県
- 使用しているOS
- 登録期間
さらにLステップだと、LINE友だちをグループ分けすることが可能で、より細かいセグメント配信が可能になります。
- 新規客のみへの配信
- リピーターのみへの配信
- クリックした人のみへの配信
- アンケートに回答者への配信
これらの配信を使って読者により興味関心の高い情報をお届けできるため一斉配信よりも高い反応率が見込めるため、セグメント配信はビジネスにおいて重要な機能となります。
また、リマインド配信という機能を使えば、登録した日付から逆算して自動で配信することが出来て、ゴールとなる日付から逆算して、何日前にどのようなメッセージを流すかを設定することが出来ます。
- 来店予約日の3日前に配信
- 誕生日の1週間前に配信
- イベント開催などの前日に配信
これらの複数メッセージを自動で配信することができます。
LINEを使った配信は、従量課金性と言う「1配信〇〇円」と言った具合で、課金される仕組みだったので、比較的に費用が高いと言う懸念もありました。
しかし、これらのセグメント配信やリマインド配信を使って適正な顧客のみへのメッセージを届けることができるので、費用の軽減にも繋がると思います。
今後、Lステップはかなり破壊力のあるマーケティングツールになるのではないでしょうか。
自分で何かビジネスをしていて、Lステップを活用して前項で述べたような機能を使って、顧客へアプローチして何かしらの商品の提供やコンテンツの提供を行うことはありますが、今後、Lステップを活用して行えるビジネスとして考えられるのが「飲食店の集客代行ビジネス」です。
なぜ、飲食店の集客代行なのか言うと、これまでも飲食店などにいくと「LINE友達」になってと言うチラシやPOPを目にされたことはあると思います。
登録をすると、定期的にメッセージが送られてはくるけど、そのほとんどが「○○の日はお得」というような内容で「クーポン的な使われ方」しかしていない店舗が多いのです。
せっかく登録してくれた顧客に向けて教育していくことで、リピーター顧客へと定着させるためのステップを組むためのマーケティングが行えれば、特に今はコロナ禍で飲食店は厳しい環境に置かれているので、ビジネスとしての案件につながりやすいと思います。
そのビジネスを行うためには以下のマーケティングスキルが必要になってきます。
- Lステップのシステム機能の把握
- 顧客分析のスキル(顧客の潜在的ニーズの掘り出し)
- セールスライティング
LINEの登録者は、日本に7000万人〜8000万人いるとされているので、集客に向けた導線作りは、今後の飲食店においては重要な要素を占めてきます。
NoCode
NoCodeとは、プログラミングの言語などを知らなくてもWebサイトやアプリ開発をすることができる手法です。プログラミングに必要な「ソースコード」を書かないので「NoCode(ノーコード)」といわれています。
あらかじめ用意されたパーツなどをドラッグ&ドロップしていって組み立てるので、自分でマリオゲームを作るMario Maker(マリオメーカー)のようなものをイメージすると分かりやすいかもしれません。
NoCodeが扱えるソフトの種類は沢山あり、それぞれ違った特徴を見せていますが、近年で主流になってきているのが、「Glide」「Adalo」「Bubble」などになります。
NoCodeで出来ることとして上げられるのが、アプリ制作などの時間が早いことが特徴でしょう。
通常、プログラミングのソースコードを書とすると3~6か月かかるのに対してNoCodeだと、2週間前後で仕上がったりします。
このスピードの利点を生かして、企業などではアプリケーションの開発の仮説検証に使ったりしています。
例えば、昨今のコロナ問題で商売ができなくなったお店は、NoCodeでWebサービスを作って、テイクアウトアプリなどを最短1日で作ることができます。
コロナ禍で想定外のダメージを受けたビジネスなども、NoCodeを使って新しいビジネスなんかをスピード感を持って立ち上げることがことができるかもしれません。
当然、NoCodeはプラットフォームに依存するため、それぞれのサービスによって出来ることと出来ないこともあります。
そのため、サービス外のことを実行したくなった時は、手詰まりになってしまったりする可能性や、サービスが停止してしまったら製作が途中で止まったりする可能性などもあります。
とはいえ、ブログなども昔は直接htmlやcssなどのコードを書いてサイトなどを作っていましたが、今では、ワードプレス などを使ってhtmlなどを知らなくてもサイトが作れる時代になりました。
今までは、何かWEBサイトなどを作ろうと思うと、単価の高いエンジニアに依頼するなどして、比較的に経済的に体力のある人でないと発注することが出来ませんでした。
それが、今では海外とかだと既に「NoCodeエンジニア向けの転職サイト」まであったりと今後は、プログラムを知らなくてもWEBサービスをなどを作ることが出来る時代がくるわけですから、NoCodeを一足先にスキルとして身につけておくことのメリットは意外に大きいのではないでしょうか。
3DCG
3DCGとは三次元コンピューターグラフィックスのことです。
ゲームをする人などは知っている人も多いですが、二次元は縦と横だけの平面的な世界のことですが、三次元は縦、横だけでなく奥行があって、立方的な図形などのことを指します。
現在、個人のクリエイターが行っている映像は2次元が主流ですが、今後は、これまで映画やテレビなどでしか見れていなかった3Dのの動画が一般化されてくることになります。
基本的には3Dの方がお金をかけている感もあってか「リッチ」に見えるのもあって、訴求力が高くなり、現在、動画編集などをしている人たちも、今後は、より視聴者の注目を集めることができるのかと言う技能が問われる時代になると思います。
動画編集者の市場自体も、動画編集をする人が増加したのもあり、今後は今のウェブライター的な位置になるのではないでしょうか。
そんな、市場を打開するための技能として3DCGを今の内から押さえておくのは良いと思います。
最近では工業デザインの分野などからも3DCGは注目が集まっています。
車のデザインを作る際に、試作品を実際に作っているとコストと時間がかかってしまいますが、映画やアニメなどで使われている3DCGを使えば、デザインや色の変更などは自由自在に出来て、時間もコストも大幅に抑えることができる点から3DCGが活用されています。
さらに、機能性と合わせて造形美を追求する照明機器や、試作を作るのが難しい建築関係などにも3DCGが取り入れられています。
既に、3DCGは映画やテレビだけではなく、工業デザインの分野にも幅広く使われるようになってきました。
3DCGを扱えるようにしておくと、動画編集として案件を取りやすくなったりマネタイズの幅も広がることでしょう。
今までは、3DCGなどは企業や複数で動いているチームなどに依頼しないと無理だった映像編集も、今後は個人で請け負うことができる位になっていき、個人に発注することでコストも抑えることが出来るので、動画編集をこれからしようと思っている人などには積極的に身につけておくと良いでしょう。
ゲームスキル
最近では、eスポーツなんかも日本で段々と規制が緩和してきていて、それに伴って大手の企業なんかもスポンサーなどに名乗りを上げています。
- 日清食品
- au
- 日産
- NTT東日本
- 毎日新聞
- 三菱UFJ銀行
- パナソニック
大手の企業がこれだけ投資しているのは、今後、伸びる可能性が極めて高いことが予想されます。
ゲームスポンサーに出資するメリットとしては、ゲーム主催者が参加条件として企業へのフォロー&リツイートと言う条件をつけたとしたら、仮にゲームでの優勝賞金に100万円とかを出したとしても全然、割りにあう広告効果になったりします。
このように広告効果に目をつけて、多くの資金を出資している人は結構います。
そう言う意味では、大きの企業がゲーム人口を増やすためにゲーム実力者が行っている育成サロンや、ゲームの家庭教師的なコーチをつけて教えるビジネスなどがあります。
以前にも、ゲームビジネスについての記事を書いているのもあるので詳しくはご覧ください。
まとめ
今回は、今後、個人で身につけておくとマネタイズしやすくなるスキル4選と言うことで「Lステップ」「NoCode」「3DCG」「ゲームスキル」の4つをご紹介しました。
これらのスキルを皆んなが身につけようと動き出してからでは、どうしても目立たないので、一足先にポジションを取ると言うのがマーケティング的には重要になってくるでしょう。
しかし、時代の先を行きすぎていてもダメで2000年初頭に動画編集がくると言っていても早すぎたりして、空回りしてしまいます。
常に、時代の流れに沿った世間よりも「少しだけ」先にいくと言うのが大切なんだろうなと思います。
そう言う点で言うと、今回、ご紹介した4つのスキルについては、ちょうど適した感じのところではないでしょうか。
また、何か紹介できるスキルなどがあったら積極的に紹介していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
1:自社の理念や想いを伝える
2:自社製品を使った顧客の声を紹介
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