いつの時代でも起業で人気が高いのが飲食店。そんな飲食店でお金を稼いでみたいけど資金も掛かるし失敗したら嫌だ……そんな方におすすめする「ゴーストキッチン」でのビジネスの稼ぎ方を解説していこうと思います。
Contents
やはり「飲食」は人気が高い
自分で何かビジネスをしようと考えたときに、飲食関係を考える人は今も昔も多いとされている。以下は、マイナビの独立開業の意識調査によるデータがあります。
年代別で見ても、「飲食」はすべての年代でトップを獲得。全体で2位だった「IT・通信・情報・携帯電話」や、3位の「理美容・整体・エステ・リラクゼーション」は、20代、30代の若い世代で顕著に人気が高く、年代が上がるにつれて人気が分散する結果となりました。また、50代、60代では「まだ考えていない」の割合が高まる傾向が見られました。
料理が好きな人からしたら、飲食ビジネスは自分のスキルを活かすことができて、お客から直接ダイレクトに「美味しい」というレスポンスを得られて、自分自信の満足感にも繋がるところが人気の理由なのでしょう。
しかし、自分の店を持つには500~1000万円以上の資金が必要になるし、居抜き物件などを狙って出店するケースもあるが、なかなか立地条件や価格に適した所が見つかりにくいです。
最近とかだと、移動販売や屋台の出店などの開業資金を抑えたスモールビジネスなんかも増えてきて、私が住んでいる大阪などはお昼の時間帯になるとビジネス街に多くのお店が出店されているのを良く見かけます。
海外では、料理の移動販売や、出張料理人など、飲食サービスが多様化していることから、自前の厨房設備を持たない料理人が、保険所の認可を得ている商用キッチンをレンタルしてビジネスを行う「ゴーストキッチン」のスタイルが成長してきています。
ゴーストキッチンのメリット・デメリット
ゴーストキッチンとは、調理をするキッチンだけを借りて、調理した商品をデリバリーサービスに依頼して届ける「無店舗型」の飲食店で、実店舗を持たないからキッチンさえあれば、場所を選ばずに営業することが出来て、店舗経営によるリスクを回避することが出来きます。
ゴーストレストランのメリット
- 客席がないため接客や会計が不要
- デリバリーを使うので配達員を雇用しない
- 初期投資がほとんど不要で始められる
- 状況によってメニューの方向性を変更できる
ゴーストレストランのデメリット
- 実店舗とは違って認知してもらいにくい
- 自発的にSNSなどで宣伝する必要性がある
- 宴会などの大量注文に繋がりにくい所がある
これらのメリット・デメリットを見ると、個人でも小資本でビジネスを始めることが出来るという、今の時代に適合した合理的なビジネスであることが分かります。
何も名の売れた料理人とかで無くても、SNSとかで自分で作った料理なんかをアップして人気が出たら副業的にゴーストキッチンでビジネスを行うことは可能ではないでしょうか。
ゴーストキッチン開業の仕方
実際に、ゴーストレストランを自分1人でやってみようと思った時に、必要なものや行政手続きを上げてみましょう。
- レンタルキッチン(調理場)
- 食品衛生責任者講習(1日で終了)
- 飲食店営業許可(行政書士などに代行)
- UberEatsへの登録(説明会に参加)
だいたいはこの辺りになるのではないでしょうか。これを見ると、飲食店を立ち上げる時と大きな違いは、そこまで無いような感じも受けますよね。
実店舗を構えるよりも初期投資も少ないので、ゴーストレストランの開業は、やろうと思えば比較的に誰でもできると思っても問題ないのではないでしょうか。
調理をするキッチンさえレンタル出来れば簡単に開業できる。飲食店営業許可を取るには、自宅では許可が下りないので必ずレンタルキッチンを用意する必要があるということですね。
どんな商品が狙い目なのか?
独自性が強いこと
仮に観光地でゴーストキッチンをするならば、外国人が好きな食材を使ったものや、産地を活かした食材で作ったりした方が良いでしょう。
インスタ映えを狙うこと
ゴーストレストランの成功には、SNSマーケティングは必須になってきます。インスタを意識した「色味」「食欲をそそる」「特別感」を演出してインスタに上げたくなる要素が重要でしょう。
美味しい+αの要素
食べるものの美味しいは当然のこととして、+αの要素(ヘルシー)などのワンポイントは重要です。実際にヘルシーなのかという点よりも「見た感じがヘルシー」などが大切ではないでしょうか。
ゴーストレストランは儲かるのか?
人件費は自分だけでやれば掛からないですが、フードデリバリー業者に支払う費用などの経費は掛かります。
ゴーストレストランは人件費や広告費に費用が掛からない分、アプリの手数料などが増えるため、そこまで利益率が高いというわけではありません。
そのかわり、個人のSNSや個人のブランディング次第で、値段を高くして客単価を上げて利益を出すことが出来るので薄利多売で勝負しなくても良いとも言えるでしょう。
アメリカだとプラットフォームも充実
アメリカだと、店舗を持たずにデリバリー専門で料理を提供する「ゴーストキッチン」という業態のビジネスが普及してきているのもあって、多くのプラットフォームも登場しています。
このプラットフォームのビジネスモデルは、1つのゴーストキッチンに、20店舗くらいの出店オーナーをお客として抱えて、設備をシェアして効率化を図って行きます。
そうすることで、専門的な調理器具なんかも配置したり、臨時のスタッフを用意したりすることが出来て、出店する料理人は美味しい料理を作ることに専念することができるようになります。
こうした「ゴーストキッチン」を専用したプラットフォームに対しての投資も、高利回りが狙えるとの観点から不動産投資の視点からも注目されており、日本でも増えてくる可能性はありそうですね。
まとめ
今回は、ゴーストキッチンについてのビジネスをご紹介しましたが、ゴーストキッチンのビジネスをやってみようと思う人は、まずは、飲食店をやっている知人に頼んで、お店の使っていない時間帯などを借りて実験的に行ってみるのも良いのではないかと思います。
SNSに実際に上げてみて、反響を見て行けそうなら、食品衛生責任者講習を受けて、UberEatsに登録して、メニューの写真を撮影して開業したら良いと思います。
また、SNSなどを使った集客がちゃんと出来ると、予約などを管理することで、効率よくビジネスを行うことが出来るでしょう。
実店舗なら仮に、客席が満員だと回転率というのを気にしないといけないが、ゴーストキッチンの場合だと50食でも80食でも注文を受けることは実質可能になります。
今なら、競合も少なくて、これから人気になりそうなので、料理が得意な人の副業なんかで考えられて良いかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメントを残す